青森県西津軽郡鰺ヶ沢町中村町字下清水崎の熊野宮(探訪日:2022年9月25日)
社殿の正面向かって右側に石塔群が並べられていました。左から猿田彦大神塔、猿田彦大明神塔、甲子塔、幸神塔、石造庚申塚の順です。
今回取り上げるのは幸神塔(庚申塔)になります。
刻銘「安政七庚申年闰三月廿六日(1860) / 構中 / 板屋野木村中」
なんと建立者銘には板柳の旧名、「板屋野木」が刻まれていました!板柳で大いに栄えていた水運業の影響が港町である鯵ヶ沢にも及んでいたことが分かる、貴重な石造文化財と言えると思います。
Twitterの方でも呟いてみました。
今更だけど、なんで鰺ヶ沢の神社に「板屋野木村中」銘の庚申塔があるんだ? 水運業で移住してきた村民が建てたのか板屋野木で建てられた後に当地へ運ばれてきたのか pic.twitter.com/RCmjeEAp4g
— 歯河 (@nagatorowo2) January 4, 2023
熊野宮の地図