東京都あきる野市養沢の路傍(訪問日:2022年9月11日)都内とは思えない優れた山村風景の広がる木和田平集落の中央部、養沢川にかかる橋の南詰に2基の石塔が並んでいます。庚申塔と念仏供養塔です。前者から掲載します。
文字庚申塔
刻銘「寛政九巳年四月吉日(1797) / 黄和田平講中 / 庚甲塔」
自然石型庚申ではなく庚甲とあるのは、伐日という思想の反映らしいです。ただ、歪な石材を用いての建立ということで「申」の上突き出しを刻むのが困難だったためそれを省いた、という単純な理由な気もします。
▼参考にした記事
念仏供養塔(寒念仏供養塔)
刻銘「寛政二年十月吉旦(1790) / 講中 / 寒念佛供養」
自然石型
所在地