2024-01-09 庚申塔(柏市藤心・路傍) 庚申塔 道標 千葉県柏市藤心の路傍(訪問日:2023年12月23日)ローソン柏藤心店の斜向かいの路傍、十字路に石仏が建っています。そばには解説板も設けられていました。 解説板 道しるべと塩の道 この石塔は、江戸時代の「安政五年」(1858年)に藤心村の村人たちが庚申の日に集まったことを記念して建てた庚申塔です。正面に青面金剛立像を安置し、碑面には「東、たかやなぎ・ふじがや道」、「西、さかさい・こがね・まつど道」、「南、やはた・ぎょうとくみち」「北、かしわ・ふじごころ・ふせみち」と記され、道しるべ(道標)を兼ねていたこともわかります。 行徳(現在の市川市行徳地区)への道は、当時の周辺の村人たちが、薪や農産物を行徳で塩や海産物と交換する(これを"塩どっけ"といった)ためにも、使われていたため「塩の道」とも呼ばれていました。 逆井、藤心、高柳の村の境であるこの交差点は、人々の往来や物資の輸送など当時の人々の生活と深く結び付いた大切な「道」の交差点でもあったのです。平成19年10月 柏市教育委員会 青面金剛像庚申塔(一面六臂、併用道標)刻銘「安政五午年十月吉日(1858) / 藤心村 講中」「東 たかやなぎ ふじがや 道 / 北 かしわ ふじごころ ふせ みち / 南 やハた ぎょうとく みち / 西 さかさゑ こがね まつど 道」御尊容。邪鬼はこちらを睨みつけています。 所在地