文化財・史跡
神奈川県茅ヶ崎市行谷317の金山神社(訪問日:令和4年1月3日、再訪日:令和5年3月11日) 宝蔵寺脇の金山神社の参道入り口の右手にトタンの壁を背にして5基の石仏石塔が安置されています。 中央に配された青面金剛の刻像塔は蹲踞する二匹の猿を従え、四本の手…
東京都葛飾区東金町3丁目23-13の金蓮院(訪問日:令和5年3月14日) 金蓮院の境内墓地の入り口付近に円柱型の塔身に重厚な唐破風笠を載せた文字庚申塔が置かれています。 文字庚申塔 刻銘「元禄十二卯年十月十五日(1699) / 奉造立庚申」 原刻字「元禄十二夘年…
神奈川県鎌倉市大町1丁目11-20の大町八雲神社(訪問日:令和4年9月14日) 鳥居をくぐってすぐ参道左手を見遣ると3基の庚申塔が並んでいます。そのうち左端に置かれた来迎印を結ぶ阿弥陀如来立像を正面に彫った唐破風笠を載せる角柱型の石仏は鎌倉市の有形民…
神奈川県川崎市麻生区向原3丁目3-5の向原弁天公園(訪問日:令和7年9月7日) 向原弁天公園の西口、児童遊園の遊具を傍目に整備された階段を上がっていくと左手に2本の巨木の根元に弁才天の石仏と角柱型の石塔が1基ずつ安置されています。この弁才天が公園の…
東京都江東区富岡1丁目20-3の富岡八幡宮(訪問日:令和7年8月4日) 富岡八幡宮(深川八幡)の境内社である七渡神社(七渡弁天さま)の参道脇に針塚と並んで板碑型庚申塔が安置されています。本塔は1983年3月25日に江東区の有形民俗文化財に指定されています…
東京都品川区中延5丁目11の庚申堂(訪問日:令和7年2月22日) 東急大井町線荏原町駅の南方、商店街の三叉路に庚申の石仏を祀った庚申堂が建立されています。 神前幕には「平成三十年 縁日通り 奉納」と記されています。 青面金剛像庚申塔刻銘「昭和二十五年…
東京都新宿区下落合2丁目8-2の路傍(訪問日:令和7年6月24日) 新宿下落合氷川神社の鳥居前の四叉路に庚申塔が建立されています。この庚申塔は江戸後期の文化13年の紀年銘を有し、側面には雑司ヶ谷と馬場下町の方面を標示する道標銘が残っており、道しるべを…
東京都港区高輪2丁目14-18の高輪神社(訪問日:令和7年4月19日) 社殿の向かって左側に鎮座する聖徳太子を祀る太子堂の背後に柿本人麻呂に関する史跡であろう「人麿大明神塔」と並んで一基の庚申塔が安置されています。主尊は合掌する青面金剛立像です。塔型…
東京都台東区根岸3丁目12-38の西蔵院(訪問日:令和5年8月16日) 本堂の左脇の通路に石仏群があります。その中に台東区の有形民俗文化財に指定されている庚申塔が安置されています。本記事で紹介するのは6基ですが、庚申塔 台東区ホームページ(令和7年8月12…
東京都台東区根岸3丁目13-22の世尊寺(訪問日:令和5年8月16日) 世尊寺の本堂前に1基の庚申塔が安置されています。二童子や四夜叉(四薬叉)、御幣を持つ一猿などを従える図柄で、光背の頂部に欠失が見られる以外は造塔当時のままの姿を保っています。 本塔…
東京都台東区浅草2丁目3-1の浅草寺銭塚地蔵堂(訪問日:令和5年8月16日、再訪日:令和7年4月11日) 浅草寺本堂の北西に建立されている銭塚地蔵堂。隣接する境内墓地には経典供養塔などの民間信仰塔のほか、多数の庚申塔が安置されています。 ここにある庚申…
青森県弘前市田町4丁目1-1の熊野奥照神社(訪問日:令和7年7月18日) 社殿の右手前、社務所の脇に弘前市の有形文化財に指定されている自然石型の板碑(建武三年銘)が安置されています。 板碑を護る庇の柱に本碑の解説を記した看板が取り付けてあります。 解…
埼玉県さいたま市南区白幡2丁目16-8の医王寺(訪問日:令和7年2月28日) 本堂前に新造された石造摩尼車よりも碑高の高い青石塔婆が置かれています。さいたま市(旧浦和市)の有形文化財に指定されている板碑です。 解説板 浦和市指定有形文化財(歴史資料)…
神奈川県川崎市宮前区馬絹1丁目13の平台庚申猿田彦神社(訪問日:令和3年10月16日) 尻手黒川道路沿いのカワサキプラザ川崎宮前店前の交差点を南下すると左手に猿田彦神社が鎮座しています。ここは平台庚申ともいい、江戸時代から連綿と続く平台庚申講という…
東京都大田区多摩川1丁目5-14の遍照院無量寺(訪問日:令和7年2月22日) 本堂の向かって左側、駐車場の脇に石仏石塔が横一列に並んでいます。これらは「供養塔群」の名称で大田区の文化財に指定されています。 解説板 大田区文化財供養塔群(くようとうぐん…
東京都狛江市元和泉1丁目8の泉龍寺弁財天池(訪問日:令和7年6月28日) 泉竜寺山門を出て左手の道をまっすぐ行くと狛江弁財天池特別緑地保全地区があります。弁財天池はその一画に湧く湧水池で、そのほとりに高さが170cmもある大きな石祠が鎮座しています。…
東京都北区滝野川2丁目49-5の正受院(訪問日:令和6年12月27日) 正受院の入り口の参道脇に不動の滝跡があり、その脇に木陰に隠れた2基の丸彫石仏が安置されています。どちらも廻国供養塔で、左手のは金剛界大日如来を、右手のは半跏の延命地蔵菩薩を載せて…
青森県西津軽郡鰺ヶ沢町赤石町字宇名原の路傍(訪問日:2022年9月27日) 国道101号線と県道190号線の交わる三叉路に、ところどころに補修の跡が見られる大きな自然石型石塔が立っています。 金井ヶ沢方面と南金沢方面の分岐点にあるこの石塔は「赤石の追分碑…
神奈川県藤沢市遠藤2539の御嶽大神(訪問日:令和5年12月2日) 境内の隅、大庭獺郷線を背にして多数の石仏石塔が置かれています。そのうちの4基が庚申塔で、いずれも刻像塔です。 中央と左奥の庚申塔はそれぞれ県と市の有形民俗文化財に指定されています。 …
東京都足立区綾瀬2丁目23-14の綾瀬北野神社(訪問日:令和7年2月16日) 社殿の右手前に境内社があります。ふたつとも庚申信仰に基づいて造立された都内では珍しい石祠型の庚申塔で、足立区の文化財に指定されています。 解説板 石祀型庚申塔(せきじがたこう…
青森県南津軽郡大鰐町森山字古館の共同墓地(訪問日:2024年9月5日)森山集落の共同墓地の角に「静」と大書された石碑があり、その脇に風雨対策の覆屋に護られた板碑が安置されています。この板碑は延慶年間に石英玢岩の石材を用いて建てられたもので、町の…
青森県黒石市山形町82の法眼寺(訪問日:令和5年9月12日) 法眼寺は津軽では珍しい黄檗宗に属する寺院です。山門や鐘楼堂など、多数の文化財を擁しています。 本堂の左側、墓地の入り口前に建立されている開山堂の脇に1基の石英安山岩製石塔とそれに随伴する…
青森県西津軽郡鰺ヶ沢町建石町字雲雀野の鬼神神社(訪問日:2024年9月1日)大間越街道沿いに松や杉の大木が聳え立つ空間があり、それに護られるようにして神社が鎮座しています。ここは鬼神神社(鬼神社)と言い、弘前市鬼沢集落の鬼神社に祀られる鬼神様と…
埼玉県草加市稲荷4丁目3-23の慈尊院(訪問日:令和7年3月9日) 記念すべき「埼玉県の庚申塔」カテゴリー100記事目です。 本堂手前の茂みに3基の板碑型庚申塔が並んでいます。いずれも山王信仰の名残りが認められる江戸初期の庚申塔で、草加市の有形文化財に…
東京都新宿区河田町2-5の月桂寺(訪問日:2025年4月26日)境内の片隅に庚申塔があります。「庚申」銘などは見られず三猿像のみが浮彫りされています。三猿像庚申塔 刻銘「(銘不詳)」三猿像ピラミッド型に配置された三猿のうち、てっぺんに腰掛ける猿の左手に…
埼玉県蕨市北町3丁目の三学院(訪問日:2024年2月2日) 以前の記事の続きです。 nagatorowo2.hatenablog.com 三学院の仁王門の右手前に涅槃門があり、その奥には歌碑や顕彰碑、民間信仰塔などで構成された石仏石塔が並びます。向かって左から民間信仰塔のみ…
青森県弘前市新寺町108の月窓山貞昌寺庭園(訪問日:2024年9月2日)庭園の小山の上にある「成和亭」という四阿へと続く石段脇に、石造道標が置かれています。なぜここにあるのか、いつ運ばれてきたのか、原位置はどこだったのか等は定かではありません。道標…
東京都目黒区目黒2丁目13の路傍(訪問日:令和7年2月14日) 田道町会事務所の脇に瓦葺きのお堂が建立されています。 その正面に回ると計7基の石仏石塔がずらっと並んでいます。これらは「田道庚申塔群(でんどうこうしんとうぐん)」と呼ばれるもので、目黒…
茨城県牛久市東猯穴町の東猯穴町公会堂(訪問日:2024年9月30日)東猯穴地区の集会所の敷地内に1基の青面金剛像庚申塔が置かれています。本塔は平成22年に牛久市の文化財(工芸品)に指定されました。 解説板 牛久市指定文化財 (工芸品)旧自在院跡 石造 青…
東京都港区南麻布4丁目5-61の廣尾稲荷神社(訪問日:令和7年4月3日) 神社の背後、玉垣の末端に道路に面したお堂が建立されています。扁額にある通り、これは「出世庚申」と呼ばれるもので、堂内に3基の青面金剛像庚申塔と三猿を刻んだ手水鉢が納められてい…