青森県つがる市森田町上相野字福留の尊殿堂(訪問日:2024年1月3日)大字柏広須との境に鎮座する神社です。「尊殿」という社号から東北地方のソウゼン様信仰(馬頭観音信仰)にまつわるお社と分かります。
上掲写真の中央右下に石塔が見えます。手前のが百万遍塔です。百万遍供養塔(百万遍塔)
刻銘「昭和十四年(1936) / 村中 / 百万遍」
百万遍塔のそばにはツカ上げ(庚申のツカ)を伴う庚申塔があります。
文字庚申塔
刻銘「文政五年壬午八月十五日(1822) / 鎮庚申」
社殿の裏手にもツカ上げ。古くなったツカをそのまま放置しているようです。鳥居。藤の咲く季節になれば美しい光景が見れるそうです。由来書もありました。
社殿。施錠されており拝観は叶わず。
社殿前にも石塔があります。これが先の由来に登場する馬頭観音塔と思われます。馬頭観音塔
刻銘「(紀年銘不詳) / 馬頭観音」
尊殿堂の所在地