石仏石神を求めて

おもに石仏・石神などの石造物を探訪

板碑

熊野奥照神社板碑一基(弘前市田町4丁目・熊野奥照神社)

青森県弘前市田町4丁目1-1の熊野奥照神社(訪問日:令和7年7月18日) 社殿の右手前、社務所の脇に弘前市の有形文化財に指定されている自然石型の板碑(建武三年銘)が安置されています。 板碑を護る庇の柱に本碑の解説を記した看板が取り付けてあります。 解…

醫王寺の延慶二年銘板石塔婆(さいたま市南区白幡2丁目)

埼玉県さいたま市南区白幡2丁目16-8の医王寺(訪問日:令和7年2月28日) 本堂前に新造された石造摩尼車よりも碑高の高い青石塔婆が置かれています。さいたま市(旧浦和市)の有形文化財に指定されている板碑です。 解説板 浦和市指定有形文化財(歴史資料)…

森山集落の板碑(南津軽郡大鰐町森山・共同墓地)

青森県南津軽郡大鰐町森山字古館の共同墓地(訪問日:2024年9月5日)森山集落の共同墓地の角に「静」と大書された石碑があり、その脇に風雨対策の覆屋に護られた板碑が安置されています。この板碑は延慶年間に石英玢岩の石材を用いて建てられたもので、町の…

伝・天明飢饉供養塔と板碑など(弘前市高杉・南貞院)津軽地方の天明飢饉供養塔 #59

青森県弘前市高杉字山下の紫雲山南貞院(訪問日:2023年9月19日) 高杉集落にある浄土宗寺院です。本尊は聖観世音菩薩。津軽三十三観音霊場第四番札所です。 鎮守社に挟まれて1基の石塔が安置されています。こちらは資料によると天明大飢饉の供養碑とのこと…

牛頭天王社の庚申塔群(弘前市鬼沢・牛頭天王社)津軽地方の庚申塔 #225

青森県弘前市鬼沢字猿沢の牛頭天王社(訪問日:2023年9月19日)鬼沢南口バス停のすぐそば、こんもりとした丘上にたくさんの民間信仰塔が安置されています。「午頭天皇」扁額。この表記は意図的なのでしょうか。Googleマップのストリートビューを確認すると20…

城東八幡宮の板碑二基(弘前市城東中央4丁目)

青森県弘前市城東中央4丁目の城東八幡宮(訪問日:2024年9月2日)八幡宮の背後に少し広めの空間があり、そこに文化財に指定されている板碑が並んでいます。あまりにも爆草が過ぎたため近づけず、ズームでなんとか写真に収めました。 板碑の碑面下部の銘文は…

外崎の板碑二基(弘前市城東北2丁目・長四郎公園)

青森県弘前市城東北2丁目の長四郎公園(訪問日:2024年9月2日)公園の一角にひっそりと安置されています。 訪問のちょうど1年前、さくら野百貨店を訪れるため祖母と共に循環バスに乗っていた際、車窓から見えたこれらを祖母は指差し「〇〇(私の名前)くんの…

埼玉県の庚申塔 #8(行田市酒巻・慶岩寺)

埼玉県行田市酒巻の慶岩寺(訪問日:2023年12月27日)県道59号線沿いにある寺院です。無縁仏。一種の仏塔のように再構成されています。本堂境内の駐車場に大量の石仏群が覆屋を伴って安置されています。向かって右のものから掲載します。青面金剛像庚申塔 刻…

文永弥陀浮彫大板碑(比企郡吉見町古名)

埼玉県比企郡吉見町古名(訪問日:2023年12月27日)県道76号線から道を一本それた大字古名の個人宅脇に近年に整備されたと思しき土台があり、その上に覆屋が建っています。中には高さ2メートルを超える板碑(文永弥陀浮彫大板碑、町指定文化財)が納められて…

東京都市部の庚申塔 #26(稲城市百村・普寛神社)

東京都稲城市百村の普寛神社(訪問日:2023年12月16日)鳥居鳥居前には洋風のランプが施されています。祭神表鳥居をくぐって左手を見遣ると石仏群の安置された空間があります。向かって左から紹介します。板碑2基。詳細は確認していません。青面金剛像庚申塔…

日照田の板碑と馬頭観音塔2基(西津軽郡鰺ヶ沢町日照田町)

青森県西津軽郡鰺ヶ沢町日照田町字吉川(訪問日:2023年9月17日)県道190号線沿い、日照田集落の北端に地蔵堂が建っています。その脇に2基の石塔が置かれています。そばにはこれらについての解説板が設けられています。 解説板 鰺ヶ沢町指定文化財 考古資料…

群馬県の庚申塔 #3(邑楽郡板倉町大曲・浄蓮院)

群馬県邑楽郡板倉町大曲の浄蓮院(訪問日:2023年8月3日)浄蓮院境内、大日堂の前に石仏群が安置されています。標柱や看板が設置されており、何基かは文化財指定を受けているのが分かります。 青面金剛像庚申塔 刻銘「正徳四甲午十一月吉日(1714) / 大曲村 /…