2025-09-01から1ヶ月間の記事一覧
神奈川県相模原市南区鵜野森2丁目21-6の路傍(訪問日:令和7年6月4日)三叉路に紙垂を垂らした注連縄が回されている庚申塔が置かれています。主銘は金泥に近い塗料で着色されています。 文字庚申塔 刻銘「明治六酉年九月吉日(1873) / 講中 / 二十一人連 / 世…
青森県弘前市宮地字沢田30-1の路傍(訪問日:令和5年9月10日) 馬子橋バス停の西方約80メートルのところにある三叉路に、特に整形を施した形跡のない自然石型の追分石が置かれています。 背後には日帰り温泉の新岡温泉までの距離を示した看板が立っています…
青森県北津軽郡鶴田町鶴田字大泉70-5の路傍(訪問日:令和5年9月8日) 亀田橋の北詰、新田子集落の南口に百万遍塔があります。 百万遍供養塔(百万遍塔) 刻銘「昭和三十三年五月(1958) / 村中 / 百万遍」 自然石型(コンクリート)、彫像(円相) 所在地 40…
東京都新宿区高田馬場3丁目37-26の観音寺(訪問日:令和7年6月18日) 観音寺の墓地には多数の民間信仰塔が集められています。種類によって位置はバラバラです。墓地の最奥部にある庚申塔から掲載します。 青面金剛像庚申塔 刻銘「正徳四甲午天十二月四日(171…
神奈川県川崎市高津区新作3丁目6-10の新作会館(訪問日:令和3年11月17日) 新作地区の集会所の新作会館脇にコンクリートブロックで囲われた場所があり、そこに石仏と石塔が安置されています。 青面金剛像庚申塔 刻銘「正徳六丙申歳閏二月二十九日(1716) / …
水虎様(すいこさま)とは、水難除けや治水祈願のために祀られる津軽特有の神様です。その多くは坐像の河童か亀に乗り合掌をする立像の女神の姿をしており、中には龍神を模ったと思しき水虎様も見られます。石製のものと木製のものとに大別でき、分布数はお…
青森県つがる市木造濁川字浅井12の路傍(訪問日:令和5年9月20日) 中ノ川承水路に沿って家屋が建ち並ぶ中の林集落。その北端に位置する場所に3基の石塔が並んでいます。 右端に置かれた石塔は碑面に「水虎大神」と刻んでいる石版刻字型の水虎様です。広瀬伸…
青森県弘前市兼平字長ケ沢の路傍(訪問日:令和5年9月13日) 石山道沿いの保食神社からさらに林道を上がっていくと、りんご園の角地に1基の自然石型の記念碑が建立されています。一度折れてしまったのか、塔身の中ほどに補修の跡が見られます。銘文の揮毫者…
青森県北津軽郡板柳町柏木字鴨泊の路傍(訪問日:令和6年9月2日) 狐森集落の東口と柏木集落の南口の境に大木が自生しており、その根元に3基の石塔が安置されています。手前には赤い木造鳥居が建っています。 柱部には蓮正院の護符がついています。 文字庚申…
神奈川県川崎市中原区上小田中1丁目29-33の正受院(訪問日:令和7年9月22日) 境内入って左手の無縁仏群の脇に2基の庚申塔が安置されています。向かって右の舟形光背型の三猿塔から掲載します。 文字庚申塔 刻銘「天和三癸亥年十二月廿三日(1683) / 上小田中…
山形県鶴岡市羽黒町野田字板橋の路傍(訪問日:令和7年3月21日) 荒川寺の南方、野田集落へ向かう途中にある古材館の近くの路傍(羽黒町荒川と境界を接する)に「新道供養塔」と正面に刻んだ皿状角柱型を呈する石塔が安置されています。 いわゆる道供養塔の…
東京都世田谷区東玉川1丁目28-12の小堂(訪問日:令和7年2月3日) 区立東玉川小学校の西方およそ200mの十字路に2基の石仏を安置した堂宇が建立されています。右手の石仏は道しるべを兼ねた駒型馬頭観音塔、左手は丸彫地蔵菩薩塔です。 前者から掲載します。 …
神奈川県座間市座間1丁目2090の路傍(訪問日:令和6年2月9日) 中河原集落北に広がる田畑を背にして3基の石造物が並んでいます。向かって左から青面金剛像塔、石祠、庚申の文字塔です。文字塔は昭和53年3月に座間1丁目2062地先から現在地に移ってきたものだ…
神奈川県座間市入谷東1丁目19の路傍(訪問日:令和6年2月9日) 星の谷三峰神社へと続く三峰坂の登り口に基壇に載せられた石塔があります。右端が庚申塔、左端が馬頭観音塔です。 文字庚申塔(併用道標) 刻銘「明治八乙亥年二月吉日(1875) / 星野谷講中山田…
あまり市場に出回らないとされる庚申縁起の一つ、『絵入四天王寺庚申縁起本末:附太上感応篇並霊験記』を入手しました。かなりの安価で売りに出されていたため、即決で購入しました。 本縁起は大正九年に四天王寺庚申堂に参詣した人々に庚申年を記念し頒布し…
神奈川県川崎市中原区上小田中1丁目14-7の小社(訪問日:令和7年9月22日) 上小田中地区の旧家、志村家の立派な門の脇に近年に建て替えられた弁財天の祠が鎮座しています。 祠の中には山状角柱型に切り出された石材に宝珠型の龕を造り、中には蓮座を表し、そ…
青森県青森市浪岡大字銀字前田26-1の路傍(訪問日:令和7年9月15日) 銀橋の西詰の道端に2段構成の台石に載せられた百万遍塔があります。特段の整形を施していない自然石に文字を刻んでいるため、逆光だと刻銘の判読が難しいです。 百万遍供養塔(百万遍塔)…
東京都清瀬市中里3丁目991-1の中里の富士塚(訪問日:令和7年9月11日) 富士塚の麓に地蔵菩薩塔と並んで1基の唐破風笠付角柱型庚申塔が安置されています。その近くには富士山の山容を線刻で表した像を刻む文字庚申塔もあります。 青面金剛像庚申塔 刻銘「享…
東京都世田谷区成城2丁目/砧8丁目付近(訪問日:令和7年9月20日) イウタク寺は『新編武蔵風土記稿』巻之一百二十七の多摩郡喜多見村の条に記される小字名です。近代に行われた最終的な小字の区画決定には残りませんでした。同巻はイウタク寺について次のよ…
東京都府中市本町1丁目5-4の善明寺(訪問日:令和7年8月24日) 境内の鎮守社、荼吉尼天社の脇に名号塔と庚申塔が並んでいます。 青面金剛像庚申塔 刻銘「元禄十三庚辰年九月吉祥日(1700)」 御尊容(立像、合掌一面六臂、唐破風笠付角柱型)、その他像容・彫…
神奈川県川崎市高津区二子1丁目4-1の二子神社(訪問日:令和6年1月8日) 社殿の向かって左脇にある大木のそばに庚申塔が据えられています。碑面は摩滅が進んでおり、銘文は確認できません。塔型から江戸前期〜中期ごろの作と思われます。 青面金剛像庚申塔 …
山梨県上野原市上野原4563の明神社(訪問日:令和5年11月3日) 明神社拝殿左手前に2基の庚申塔が安置されています。一つは角柱型の塔身に三猿像と如意輪観音像を彫ったもので、もう一つは流造りの石祠に三猿像を彫り、中尊として室部内に何らかの仏像(神像の…
岩手県花巻市城内7-28の鳥谷崎神社(訪問日:令和7年3月20日) 境内の端っこ、街中を望める開けた場所に民間信仰塔が集約されています。 文字庚申塔 刻銘「文化九季次壬申十月廿一日(1812) / 下町講中 / 庚申塔」※五庚申の日造立。 自然石型 出羽三山塔(湯…
青森県青森市浪岡大字女鹿沢字平野57-2の地蔵堂(訪問日:令和5年9月7日) 松枝集落の南口付近に地蔵堂があり、その脇に昭和後期に建てられた百万遍塔が据えられています。 百万遍供養塔(百万遍塔)刻銘「昭和四十二年八月二十日(1967) / 村中一同 / 石工成…
東京都渋谷区笹塚2丁目20-1の笹塚庚申堂(笹塚庚申塚)(訪問日:令和7年6月18日) 京王線笹塚駅から西方200メートル強の交差点を北へ進むと、右手に瓦葺きの立派な切妻屋根の堂宇が建立されています。 このお堂は笹塚庚申堂と呼ばれ、その名の通り1基の庚申…
青森県北津軽郡鶴田町鶴田字柳元141-2の地蔵堂(訪問日:令和5年9月8日) 亀寿院の南方、三叉路の脇に地蔵堂が建立されています。その左脇には念仏車と並んで小ぶりな百万遍塔が立っています。この百万遍塔は弘前市鳥井野にある津軽地方最古とされる百万遍供…
青森県北津軽郡鶴田町強巻字押上36の路傍(訪問日:令和5年9月8日) リンゴ園脇の小堂内に百万遍塔が祀られています。 百万遍供養塔(百万遍塔) 刻銘「昭和四年(1929) / 村中 / 百万遍」 自然石型、彫像(円相) 堂内には五穀豊穣・悪疫退散のお札がありま…
東京都江東区北砂3丁目21-11の北砂治兵衛稲荷神社(訪問日:令和7年8月4日) 社殿の左奥に平成16年に竣工された庚申堂が建っています。中には青面金剛主尊の庚申塔と近年造立の丸彫地蔵菩薩立像が安置されています。 「庚申堂」扁額 庚申塔の来歴を記した標…
東京都府中市是政3丁目26-1の龍泉寺(訪問日:令和7年8月24日) 龍泉寺の門前西側の石塀の間に唐破風笠付角柱型庚申塔が納められています。 青面金剛像庚申塔 刻銘「正徳三癸巳歳二月十日(1713) / 武州是政村同行六人」※赤文字は『府中市の石造遺物』153頁よ…
青森県弘前市愛宕字三嶋1の路傍(訪問日:令和5年9月10日) 愛宕集落の南口、長沢道改修記念碑のある場所からやや北進すると喜多山商店があり、その左手に田んぼをバックに2基の石塔が並んでいます。左手の自然石にそのまま文字を刻んだものが百万遍塔です。…