神奈川県川崎市中原区上小田中1丁目14-7の小社(訪問日:令和7年9月22日)
上小田中地区の旧家、志村家の立派な門の脇に近年に建て替えられた弁財天の祠が鎮座しています。
祠の中には山状角柱型に切り出された石材に宝珠型の龕を造り、中には蓮座を表し、その上に二臂の弁才天坐像を浮彫りにした大弁財天塔が安置されています。向かって左側面には志村姓で構成された巳待講中の銘があるため、巳待供養を主たる目的として建てられた巳待塔であると言えそうです。
また、この弁天様は近隣の用水路が氾濫しないよう、農業豊作祈願のため祀られた弁財天であるとのこと(弁財天のご利益 神奈川県より。令和7年9月9月22日参照)。
巳待塔(弁財天坐像巳待塔、水神塔)


刻銘「文化十二乙亥年二月吉日(1815) / 巳待講中 / 世話人志村吉左エ門(ほか交名6名略) / 大弁才天」
原刻字「大辨才天」
御尊容(坐像、一面二臂、山状角柱型)、その他像容・彫像(宝剣、宝珠、天衣)
祠の左手前には小さな窪みがあり、そこに水を注いで造られた池があります。水神としての面を持つ弁才天にぴったりな環境が整えられています。
脇には赤い鳥居が構えており、奥には1宇の石祠が鎮座しています。ここの祭神は不明ですが、お榊が上がっていることから何らかの神様をお祀りしていることは確実です。
祠の所在地 35.59497784599002, 139.63038591292974



