山神塔・山岳信仰塔
山形県西置賜郡白鷹町高岡1033の路傍(訪問日:令和7年3月17日) 個人宅前に湯殿山塔が置かれています。 出羽三山塔(湯殿山塔)刻銘「文政二卯歳六月八日(1819) / 導師大□院 / 湯殿山 / 〈アーンク種子〉」 自然石型 おまけ すぐ近くにあった地蔵堂。新調さ…
神奈川県座間市座間1丁目2103の個人墓(訪問日:令和6年2月9日) 中河原集落の北端、個人墓に庚申塔と道祖神が置かれています。前者は丸山教の影響下で建てられた富士信仰系の庚申塔です。明治24年の富士山登拝達成の記念として建てられました。基壇部に刻ま…
青森県弘前市一町田字早稲田31の八幡宮(訪問日:令和5年9月10日) 東北物産株式会社の裏手にある神社です。鬱蒼と茂る社叢が県道沿いからも確認できます。 境内には民間信仰塔がそれぞれ種類別に置かれています。まずは鳥居の脇にあった庚申塔2基から掲載し…
三重県多気郡明和町斎宮の宗安寺(訪問日:2024年8月15日)伊勢街道の竹神社前交差点の南東に位置する浄土宗寺院です。境内の様子本堂。訪問当日はお盆真っ只中ということもあり、五色幕が巡らされていました。境内の隅には本堂を背にして瓦葺きの小堂が建っ…
岩手県奥州市水沢佐倉河字前田の茄子川八幡神社(訪問日:2024年9月25日)WINS奥州の向かいに鎮座する神社です。「茄子川八幡神社」扁額 神社および以下に載せる石塔群の由来について記した由緒書がGoogleマップの投稿写真にありましたので、そこから文言を…
東京都文京区本駒込5丁目の駒込富士神社(訪問日:2025年3月7日) ▼前回の記事 nagatorowo2.hatenablog.com 再び駒込富士神社に参拝。前回見逃した富士講碑や石仏を撮影に来ました。主に後者がメインとなります。前回の文字庚申塔②のすぐに朽ちた柵で入り口…
埼玉県さいたま市浦和区常盤1丁目の慈恵稲荷神社(訪問日:2025年2月27日)二の鳥居の脇、玉垣の手前に庚申塔が安置されています。主銘には朱が塗られた痕跡が確認できます。もともとここに置かれていたのではなく、別の場所が原位置と考えられます。文字庚…
埼玉県さいたま市浦和区大東3丁目17-9の大東北児童公園(訪問日:2025年2月27日)公園内に堆い土盛りがあります。これは「大東の富士塚」と呼ばれるものです。 以下、園内の解説板から説明を抜粋。 浦和区文化の小径大東の富士塚 江戸時代の人たちは、身近に…
山形県東田川郡三川町横山の皇大神社(訪問日:令和6年9月27日) 皇大神社の脇に庚申塔を納めた堂宇が建造されています。その芳名額には「皇大神社庚申堂改造寄附名」とあります。堂内には計3基の庚申塔が納められています。掲載は中央のものからです。文字…
東京都文京区本駒込5丁目の駒込富士神社(訪問日:2024年5月6日)富士神社は境内の半分ほどが富士塚で構成されています。その富士塚上にいくつか庚申塔が安置されており、江戸時代の冨士信仰と庚申信仰の習合の一端を窺うことができます。 今回は2基の庚申塔…
茨城県古河市牧野地の香取神社(訪問日:2024年11月6日)国道の交差点を北進してすぐのところに鎮座する神社です。社殿の前に石仏石塔が置かれています。青面金剛像庚申塔 刻銘「元禄六癸酉年九月吉日(1693) / 牧野地村同行廿七人」御尊容(立像、合掌一面六…
東京都北区中十条2丁目の十条冨士塚(訪問日:2025年3月1日)江戸七富士のひとつに数えられる十条富士塚にお参りしてきました。ここは北区指定有形民俗文化財に指定されており、当地の富士信仰の実態を探る上で大変貴重な存在です。 令和2年から始まった改修…
青森県青森市前田字中野の三社神社(訪問日:2023年9月18日)庚申塔のある神社の国道280号線を挟んだ向かい側に三社神社というお宮が鎮座しています。「三社神社」扁額社殿。拝殿に日本国旗が交差しています。境内の南側(だったと思います)に境内社が二社…
東京都世田谷区三軒茶屋2丁目の庚申堂(訪問日:2025年1月17日)グランメゾン三軒茶屋の杜の脇に堂宇が建っています。近傍の発展に抗うようにひっそりと古様を伝えています。堂内に祀られているのは青面金剛像主尊の庚申塔2基。向かって左のものから掲載しま…
神奈川県川崎市多摩区登戸の路傍(訪問日:2024年11月10日)府中街道沿い、二ヶ領本川に架かる小泉橋の近くにコンクリートブロックの囲いに護られた立派な石塔が建っています。こちらは「榎戸の庚申塔」と呼称されるもので、丸山教が建立に携わった稀有な石…
新潟県岩船郡関川村下関の大蔵神社(訪問日:令和6年9月28日) JR越後下関駅から北方に200メートル強ほど進んだ場所に鎮座する神社です。「正一位大蔵神社」扁額由来書社殿社殿の右手前に石塔群があります。向かって右から掲載します。太平山供養塔 刻銘「(…
青森県西津軽郡深浦町関字栃沢の関八幡宮(訪問日:2022年9月27日)関集落の産土社です。境内には無銘石塔も含めて計10基の石造物が置かれています。無銘のものを除き、写真向かって左側から順に掲載していきます。文字庚申塔①刻銘「寛政十二庚申年八月十日…
三重県松阪市垣鼻町の垣鼻町徳和自治会公民館(訪問日:2024年8月15日)公民館の敷地内に小祠があります。祠の中には青面金剛像庚申塔が祀られています。青面金剛像庚申塔 刻銘「(銘不詳)」御尊容(立像、一面六臂、羂索(宝棒?)・ショケラ型、舟形光背型)、…
青森県弘前市新寺町の新寺町稲荷神社(訪問日:2024年9月2日)稲荷神社の境内にひっそりと庚申塔が安置されています。実は2年前、初めて石造物調査を目的に津軽に帰省した際、最初にお目にかかったのがこの庚申塔でした。 いま思い返すと1発目からかなり貴重…
岩手県二戸郡一戸町一戸字向町の路傍(訪問日:2024年9月25日)人気スイーツ店「北舘菓子舗」のすぐ裏手に2基の石塔が置かれています。向かって左の当地方特有の秋葉権現を中央に据えた併刻塔から掲載します。文字庚申塔・秋葉山供養塔・二十三夜塔(廿三夜…
山形県鶴岡市大宝寺町の水神社(訪問日:2024年9月27日)国道112号線と同345号線の交わる大宝寺町交差点から北西の住宅街に続く下り坂を降りてすぐの場所に鎮座しています。 鳥居の脇には令和六年度水神社寄付者御芳名と当社の由来を記した掲示板がありまし…
青森県平川市岩館字下り松の天照皇大神宮(訪問日:2024年9月5日)岩館集落の中央に鎮座するお社です。狛犬(吽)狛犬(阿)鳥居のそばには2基の庚申塔が並んでいます。賽銭箱がランプみたいでおしゃれです。文字庚申塔(塞神三柱塔)① 刻銘「慶應四戊辰年三…
岩手県奥州市水沢秋葉町の秋葉神社(訪問日:令和6年9月25日) 「秋葉町」の名前の由来となっている神社です。立町組町印が目印となっています。由来書もありました。 由来書 秋葉神社 神社の伝承によると、現在、水沢公園となっている地内に、元和年間愛宕…
青森県西津軽郡鰺ヶ沢町建石町字大曲の路傍(訪問日:2024年9月1日)鬼神神社前バス停の向かい、個人宅の脇にこんもりと茂った林があります。林の中をずんずん突き進むと少し開けた場所に出ます。そこには計6基の民間信仰塔が祀られています。庚申塔が5基、…
岩手県二戸郡一戸町高善寺字大川鉢の一戸町体育館(訪問日:2024年9月25日)一戸町役場に隣接した体育館のそばにひっそりと鎮まっています。所在地的には大字西法寺字稲荷との境です。文字庚申塔・秋葉山供養塔・二十三夜塔(廿三夜塔)(庚申・秋葉山大権現…
三重県松阪市白粉町の来迎寺(訪問日:2024年8月15日)来迎寺境内、元三大師堂の参道脇に小堂が建っており、中に2基の石仏石塔が祀られています。そのうち左手の石仏は赤く彩られています。青面金剛を主尊に据えた庚申塔なのですが、恐らく病魔退散(疱瘡・…
岩手県紫波郡紫波町北日詰字大日堂の大日堂(訪問日:令和6年9月25日) 国道4号線沿い、覚王寺の向かいにある仏堂です。字名も大日堂なので古くからここにあったのでしょう。 解説板も設置されていました。 解説板 覚王寺・大日堂の由来 覚王寺の草創は室町…
三重県多気郡明和町斎宮の秋葉神社(牛葉公民館)(訪問日:2024年8月15日)秋葉神社前、牛葉公民館の駐車場の隅に庚申堂が建っています。見た感じではかなり新しい建物です。堂内には2基の庚申塔が祀られています。像塔と文字塔が1基ずつです。前者は全体的…
秋田県秋田市仁井田字猿田川端の福島神明社(訪問日:2024年9月6日)早朝の訪問。まだ辺りが完全に明るくなっていない時分に参拝しました。境内には複数の民間信仰塔があります。まず庚申塔から掲載します。文字庚申塔(青面金剛塔) 刻銘「元文五庚申天八月…
埼玉県吉川市高久1丁目の蕎高神社(訪問日:2024年6月8日)高久地区の蕎高神社です。吉川市には「蕎高」の社号を冠する神社が点在しています。社殿の左手前に石造物が並んでいます。向かって左から富士講碑、水神石祠、庚申塔です。今回は庚申塔のみ掲載しま…