青森県西津軽郡鰺ヶ沢町建石町字大曲の路傍(訪問日:2024年9月1日)
鬼神神社前バス停の向かい、個人宅の脇にこんもりと茂った林があります。林の中をずんずん突き進むと少し開けた場所に出ます。
そこには計6基の民間信仰塔が祀られています。庚申塔が5基、山岳信仰塔が1基の構成です。 もともと古い木造の鳥居が入り口に建っていたそうですが、現在はその姿は確認できません。あらかじめ情報を持っていないと辿り着けない場所と思います。
向かって右のものから掲載します。
文字庚申塔①
刻銘「文政五壬午年八月十五日(八月十九日?)(1822) / 木村孫七(ほか21名略) / 庚申塔」
自然石型、彫像(日天月天、瑞雲)
文字庚申塔②
刻銘「嘉永七甲寅年三月二十一日(1854) / 建石村中 / 井上馬五良(ほか13名略) / 庚申」
自然石型、彫像(日天月天、瑞雲)
文字庚申塔③
刻銘「安政二乙卯年八月丗日(1855) / 村中 / 宿井上甚吉 / 庚申」※宿とは当番制(トウヤ)のことか。
自然石型、彫像(日天月天、瑞雲)
文字庚申塔④
刻銘「安政四丁巳年五月十日(1857) / 井上七五郎 / 庚申」
自然石型、彫像(日天月天、瑞雲)
文字庚申塔⑤
刻銘「(紀年銘不詳) / 庚申塔」※刻字らしきものはあるが判読できず。
自然石型、彫像(日天月天、瑞雲)
若木山供養塔
刻銘「安政四丁巳二月十六日(1857) / 井上七五郎 / 若木山大権現」※資料中には「岩木山」と明記されているが、津軽には疱瘡除けに霊験のある若木山に対する信仰がわずかながら存在し、若木山を岩木山と誤植する資料も散見されることから、これは若木山大権現を祀った石塔であると考えられる。
自然石型
所在地



