2024-03-22 庚申塔(大田区矢口3丁目・圓應寺(円応寺)) 庚申塔 文化財・史跡 東京都大田区矢口3丁目の圓應寺(円応寺)(訪問日:2023年11月11日)本堂の左側、墓地の入り口に六地蔵が並び、その脇に台石含めると相当な大きさの石仏が安置されています。庚申塔です。解説板も設けられていました。 解説板 大田区文化財庚申供養塔 総高一三八センチ。 寛文十二年(一六七二)に、古市場村の人々が建てたものである。 区内に現存する庚申供養塔の中で、青面金剛の像を彫った庚申供養塔としては最古のものである。 板碑型の石碑に、青面金剛立像を中心に、日月や鶏、三猿が刻まれ、江戸初期の典型的な様式である。 銘文は、寛文十二年を「寛文二六年壬子」と積算表示したり、また「六郷荘」という中世的な表記や「古市之跡泥沙…」と刻まれていることも注目されるが、風化のため判読不能の部分が多いのは残念である。 もとは矢口三丁目の旧道沿いに建てられていたが、後に現在地に移設された。昭和四十九年二月二日指定大田区教育委員会 青面金剛像庚申塔 刻銘「于時寛文二六壬子三月吉日(1672) / 武藏領荏原郡六郷荘古市場」御尊容(立像、一面六臂、日天・月天型)二鶏像と三猿像 圓應寺の所在地