青森県つがる市下牛潟町字鶴舞岬の宗像神社(訪問日:2023年9月15日)田光沼の近くに鎮座する神社です。そばには山田川が流れています。社殿の左側、松の木の根元に小ぶりな石塔が肩を寄せ合うようにして置かれています。向かって右のものから掲載します。
文字庚申塔
刻銘「明治廿年七月廿一日(1887) / 村中 / 庚申塔」
二十三夜塔
刻銘「(紀年銘不詳) / 講中十五人 / 二十三夜 / 種子〈サク〉」
※どちらとも銘文が浅く彫られているため判読に自信がありません。
狛犬の手前には大黒天と恵比寿天の丸彫像があり、出征記念のため造立されたもののようです。両方とも昭和十九年銘(1944)なので、第二次世界大戦末期に近傍の集落から徴兵があったのだと考えられます。
境内の隅には記念碑のほか3基の石仏が並びます。
左。両手で持っているのは宝珠か薬壺でしょうか。中央。光背の上部に「一番」とあります。右。こちらは「二番」。恐らく三十三所観音の一部がここに残された(移された?)のでしょう。
宗像神社の所在地