石仏石神を求めて

おもに石仏・石神などの石造物を探訪

庚申塔2基と地蔵菩薩塔(杉並区永福1丁目の永福寺墓地)

東京都杉並区永福1丁目の永福寺墓地(訪問日:2023年11月18日)f:id:nagatorowo2:20240107103541j:image永福寺の西方、永福稲荷神社の裏手の墓地入り口に覆屋を伴って計3基の石仏が安置されています。
f:id:nagatorowo2:20240107103544j:imageその前には解説付きの標柱もあります。
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解説板 昭和五十九年三月三十一日指定

杉並区指定有形文化財

正保三年銘五輪庚申供養塔

杉並区教育委員会

正保三年銘 五輪庚申供養塔一基

この石塔は、正保三年(一六四六)に造立された、区内最古の庚申塔で、江戸初期の庚申信仰の普及状況を示す貴重なものです。又、五輪塔形式の庚申塔というのも非常に珍しく、中世の名残をみせる「武州多東郡養福寺村」という地方銘を刻んだものとしても数少ないものです。

 この庚申塔は、当初、永福一-二七にあった修験儀宝院(廃寺)持の塚(永福三-四二)にありましたが、昭和三〇年頃から現在地に安置されています。

区発行のPDF(https://www.city.suginami.tokyo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/031/591/1.pdf)も参照しました。

f:id:nagatorowo2:20240107103600j:image正面向かって左から。
f:id:nagatorowo2:20240107103549j:image青面金剛庚申塔(一面六臂)f:id:nagatorowo2:20240107105115j:image刻銘「天和元年辛酉霜月吉日(1681) / 奉供羪庚申塔貮世安穏処」


f:id:nagatorowo2:20240107103553j:image五輪塔庚申塔(正保三年銘五輪庚申供養塔)


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刻銘「于時正保三丙戌天吉日(1646) / 武州多東郡養福寺村 / 奉供養庚申今月今日衆生旦那三世成就所」

f:id:nagatorowo2:20240107103557j:image地蔵菩薩塔(地蔵菩薩立像塔、念仏供養塔?)

刻銘「元禄四辛未年□〜□日(1691)」

永福寺の所在地