千葉県柏市藤ヶ谷の如意輪寺（訪問日：2023年12月23日）
持法院の参道の向かいにあります。下総観音霊場のひとつ。
弘法大師堂の手前に石塔が並んでいます。向かって右から載せます。
経典供養塔（光明真言供養塔）
刻銘「大正六年三月建之(1917) / 眞言講中 / 光明眞言供養塔」
太子講供養塔（太子講碑、聖徳太子塔）
刻銘「平成十七年十月吉日(2005) / 施主染谷孝二 / 明治三十九年三月、染谷庄左エ門により道法了玄信士精霊の供養を祈願し建立。百余年の年月を経た今日、先祖の意を継ぎ、染谷家の繁栄を祈念し再建、末永く供養する。 / 聖徳太子碑」
出羽三山塔（百番供養塔）
刻銘「元治元子年十月吉日(1864) / 濵田 / 新西國坂東秩父百ヶ所 新四國八十八ヶ所月山 / 湯殿山 羽黒山 百観音供羪塔」
六十六部廻国供養塔（接待供養塔）
刻銘「天保十一子年二月五日(1840) / 天保十亥年四月初六日 其嶺浄雲信士 / 奉納大乗妙典回國行者一百余人施宿供養塔 / 濵田氏 / 種子〈ア〉」
廻国聖およそ百人に宿を施したのを記念して建てた接待供養塔です。そこそこ珍しいです。
左側の敷地の墓塔群に混じって子安塔もありました。向かって右から。
子安塔①
刻銘「紀年銘不詳 / 女人講中」
子安塔②
刻銘「大正二年二月建之(1913) / 藤ヶ谷區女人講 / 世話人 相馬一二三(以下人名略)」
本堂へ続く石段の両脇には庚申塔が置かれています。
青面金剛像庚申塔（一面六臂）①
刻銘「宝永五戊子歳十月吉祥日(1708) / 下総國藤ヶ谷村 / 奉造立庚申供養二世安樂祈所 / 阿弥陀三尊種子〈キリーク・サ・サク〉」
御尊容
一邪鬼像と三猿像
刻銘「宝暦七丁丑十一月吉日(1757) / 下総國相馬郡巻須(?)藤ヶ谷村 / 奉供養庚申講中 / 種子〈ウン〉」
御尊容
一邪鬼像と三猿像
如意輪寺の所在地
