東京都杉並区清水2丁目の小堂(訪問日:2023年11月18日)妙正寺前交差点を南下すること約150メートル、左手に木々に隠されるようにして小堂が建っています。
解説板がありました。
解説には廻国供養塔とありますが、正確には巡拝供養塔(百番供養塔)です。
納められた石仏と石塔。賽銭泥棒やイタズラ防止のため監視カメラが堂の上部に付いています。掲載は右の石仏からですが、堂内にも解説板があったのでそちらを先に。
解説板②。上掲の解説板と内容はほぼ一緒。ただし、こちらはしっかり「百観音巡拝供養塔」と記してあるほか、庚申塔と巡拝塔それぞれの銘文を詳らかに書き起こしています。
青面金剛像庚申塔(一面八臂)
刻銘「寶永五戊子年十月十八日(1708) / 發願井草村 / 奉造立帝釋天王講中現當二世大願成就」
巡拝塔(百番供養塔、巡拝供養塔)
刻銘「安永十辛丑年三月吉日(1781) / 武州多摩郡井草村 願主榎木忠右衛門 / 奉供養四國坂東秩父三四ヶ所為三世安樂也」※銘文は解説板②の内容による。
小堂の所在地