東京都世田谷区喜多見5丁目の世田谷区立次大夫堀公園民家園(探訪日:2023年7月29日)
公園の西門の入ってすぐのところに庚申塔が2基安置されています。
職員の方がお手入れをされているようで、常に新しい榊がお供えされています。
青面金剛像庚申塔 その1 珍しい一面八臂像です。
刻銘「寛政十二庚申年十月十一日(1800)」
刻銘「宝永二酉二月十九日(1705)」
堂宇のそばに「御嶽山」と刻まれた石祠があります。これが移設されたものでなければ、周辺に御嶽講が存在していた証になるでしょう。
刻銘「安政二年(?)七月建之(?)(1855)」 台石の左側面には世話人中の連名が刻まれています。
園内へと進み、旧城田家住宅主屋の前まで来ると庚申塔の祀られた覆屋が見えてきます。この庚申塔はかつて「田淵の庚申」と呼ばれていたもので、西門から北方20メートルの十字路に立っていました。いつ頃からかこちらに移設したようです。
こちらにも新しい榊のお供えがありました。
青面金剛像庚申塔 その3
刻銘「天明元辛丑天十二月吉日(1781)」
「西 府中道 南 大山道 / 東 江戸道 / 奉建立當村講中」
民家園の様子
風情に溢れています(小並感)
民家園の地図