石仏石神を求めて

おもに石仏・石神などの石造物を探訪

庚申塔(尼崎市東本町1丁目・辰巳八幡神社)

兵庫県尼崎市東本町1丁目の辰巳八幡神社(訪問日:2024年2月23日)f:id:nagatorowo2:20240305182540j:image左門殿川のそばに鎮座神社です。阪神高速道路がすぐ近くに通っています。
鳥居のそばに解説板が設けられています。f:id:nagatorowo2:20240305182537j:image

解説板 辰巳八幡神社
鎮座地 尼崎市東本町一丁目四二番の二
祭神 応神天皇
旧社伝に宇佐八幡宮よりの勧請であるとされ応永二十六年(一四一九年)日隆上人が日蓮宗本興寺を当社地内に開基されたと寺伝にあり境内に現存する青面金剛童子碑台石の文保三年(一三一九年)の年号も当社創建の古さを物語るものであらう
昭和二十年第二次世界大戦の戦火に罹
り焼失し現在の社殿は昭和三十二年に復興されたものであり旧氏子町は辰巳町と称え東大道町、西大道町、北浜町、東渚町、西渚町、南浜町、末広町の七町で構成されていた
大祭日 十月十五日
末社 金子稲荷大神
大祭日 五月十二日

 

f:id:nagatorowo2:20240305182548j:image末社の金子稲荷大神の社殿のそばに庚申塔が置かれています。先の解説に出てきた青面金剛碑です。
f:id:nagatorowo2:20240305182544j:image文字庚申塔青面金剛塔)


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刻銘「貞享三丙寅天臘月朔日(1686) / 施主 重長氏 / 南無青面金剛童子 / 諸願成就 / 種子〈ウーン〉」「文保三年己未四月六日(1319) / 種子〈アン・アー・ア・アク〉」

台石は恐らく別の石塔を載せるためのもので、後世に転用されたと考えられます。

辰巳八幡神社の所在地