東京都足立区東綾瀬1丁目の下河原公園(訪問日:2024年2月17日)下河原公園の北東口に覆屋を伴う石仏群が安置されています。一部は近年の造立が明らかなものもあります。向かって右から載せます。
文字庚申塔(併用道標)
刻銘「安永六丁酉年正月初申日(1777) / 講中 / 奉供養庚申塔」「左 江戸道 / 右 六阿ミ陀道」
青面金剛像庚申塔(再建塔)①
刻銘「平成八年九月吉日(1996)」御尊容(立像、一面六臂、宝剣・ショケラ型)二鶏像と一邪鬼像三猿像
刻銘「文久二戌年十二月吉日(1862) / 庚申講中」御尊容(立像、一面六臂、宝剣・羂索型?)
一邪鬼像と三猿像。いずれもかなり破損しています。
刻銘「(銘不詳)」
刻銘「(銘不詳)」
③と④は像容全体の摩滅が著しく、そもそも庚申塔かすら判別が難しいです。
余談ですが、こちらの庚申塔群を撮影していると公園で遊んでいた女の子が小石を持って駆け寄ってきて、「神さまが見えるようにお供えするんだよ」的なことを言って(うろ覚え)小石をひとつ台石の上に置いて去っていきました。その行動にどういう意図があったのかは定かではありませんが、地域の子供に庚申塔が「神さま」と捉えられているのは、なんだか嬉しく感じました。
下河原公園の所在地