石仏石神を求めて

おもに石仏・石神などの石造物を探訪

馬頭観音塔と忠魂碑群(高山市松之木町・路傍)

岐阜県高山市松之木町の路傍(訪問日:2024年3月29日)f:id:nagatorowo2:20240406165245j:image飛騨ぶり街道から大八賀川に架かる橋の東詰の脇道に堂宇が建っています。そばには目新しい解説板が設けられていました。
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解説板 馬頭観世音
 旧平湯街道(現国道一五八号線)中ケ洞口は江戸時代足場が悪く人馬が難儀する場所であった。
文政元年(一八一六年)八月石橋を架ける等の道普請を大萱横山六兵衛ら小八賀郷の人々によって行われ 完成を記念してこの石仏が建立された。
平成十六年にこの地に移された。
平成十六年建立
松之木町文化遺産保存会

※文政元年は1818年なので説明にある1816年は誤り。
f:id:nagatorowo2:20240406165230j:image堂の屋根は石造で、苔が繁茂していました。ただし、中の石仏は手入れがなされており塔型などの状態は非常に良好です。
f:id:nagatorowo2:20240406165234j:image馬頭観音塔(馬頭観音立像塔)

刻銘「文政元戊寅歳八月吉日(1818) / 奉供養馬頭観世音 / 街道成就諸難離苦」f:id:nagatorowo2:20240406165238j:image御尊容(立像、一面二臂)f:id:nagatorowo2:20240406165242j:image柔和な像容で表されています。

 

f:id:nagatorowo2:20240406170627j:image堂の右手には忠魂碑が4基並んでいました。ここも整美が行き届いています。

所在地