神奈川県厚木市山際の路傍(訪問日:2024年2月9日)中平自治会館のそばに石仏石塔が群になって並んでいます。まずは左側の比較的塔高のある2基から。双方には解説付きの看板が伴います。
道標(不動明王坐像載道標)
刻銘「天保九戊戌年六月(1838) / 相州愛甲郡山際村 原邨講中 / 不動明王」「右 大山道 厚木道 / 左 猿ヶ島村渡船場道」※参考にした資料:https://www.city.atsugi.kanagawa.jp/material/files/group/74/anani1.pdf、2024年2月14日閲覧御尊容。覆屋は昭和五十七年に寄進されたもの。
文字庚申塔
刻銘「萬延元庚申天中冬上浣建焉(1860) / 山際邨原講中 / 庚申」三猿像。いずれも猿も装束を身にまとっています。中央の烏帽子を冠した猿は肩に棒(御幣?)を担ぎ、口を扇子で覆った愉快な姿です。
庚申塔の右側には馬頭観音塔群。写真で確認する限りでは全て明治から昭和にかけて建てられたもののようです。1番右端の馬頭観音塔は「馬頭観世音」の刻字を2行刻んでいます。
所在地