石仏石神を求めて

おもに石仏・石神などの石造物を探訪

2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

道祖神塔(黒石市中川・路傍)

青森県黒石市中川字篠村の路傍(訪問日:2023年9月12日)コンクリート製の地蔵堂の脇に1基の石塔が置かれています。一度は折れたものを後年に修復したようです。道祖神塔(道饗大神塔)刻銘「昭和二十五年十月八日(1950) / 諸越蹟 / 道饗大神」 銘文にある諸…

庚申塔(川崎市多摩区菅5丁目)

神奈川県川崎市多摩区菅5丁目(訪問日:2023年12月16日)ふじみマンションの南方の路傍に小堂が建っています。中には石仏が祀られています。青面金剛像庚申塔 刻銘「享保二丁酉天十一月吉祥日(1717) / 奉講中青面金剛尊二世安樂拝虔 施主講中 / 種子〈ウーン…

庚申塔と馬頭観音塔ほか(比企郡吉見町蚊斗谷・身替地蔵尊)

埼玉県比企郡吉見町蚊斗谷の身替地蔵尊(訪問日:2023年12月27日)吉見さくら堤公園の北端に位置する地蔵尊です。堂内と堂外左右に石仏石塔があります。写真左から右へ順に載せます。馬頭観音塔(馬頭観世音塔)刻銘「大正五年十月□(吉?)日立(1916) / 世話人…

庚申塔2基(つがる市木造大畑・路傍)

青森県つがる市木造大畑字信田の路傍(訪問日:2023年9月20日)富峰会木造北こども園の近く、畔道沿いのほんの少し木々の茂る場所に庚申塔が2基安置されています。以前は鳥居が建っていたようで、そばには解体された木鳥居がそのまま放置されていました。向…

庚申塔と馬頭観音塔2基ほか(蕨市南町3丁目・亥子角堂墓地)

埼玉県蕨市南町3丁目の亥子角堂墓地(訪問日:2024年2月2日)亥子角は「いねずみ」と読みます。道路に面した塀には庚申塔が納められています。青面金剛像庚申塔(立像、一面六臂) 刻銘「元禄十四年辛巳三月吉日(1701) / 施主 武刕足立郡戸田領塚越村講衆 / …

庚申塔(和光市下新倉4丁目・路傍)

埼玉県和光市下新倉4丁目の路傍(訪問日:2024年2月12日)個人宅の塀に石仏が簡易的な覆屋を伴って納められています。青面金剛像庚申塔 刻銘「天明六年丙午正月吉日(1786) / 下新倉村佛木 講中拾弐人」御尊容(一面六臂)二鶏像、一邪鬼像、三猿像 所在地

双体道祖神塔2基(京都市下京区南不動堂町・道祖神社)

京都府京都市下京区南不動堂町の道祖神社(訪問日:2024年2月23日)堀川塩小路交差点からも近い、京都の中心街にひっそりと鎮座する神社です。もうすでに上の写真で見えていますが、鳥居の左手前には双体道祖神塔が置かれてあります。双体道祖神塔①御尊容(…

天明飢饉供養塔と百万遍供養塔(弘前市葛原・路傍)(津軽地方の天明飢饉供養塔 #40)

青森県弘前市葛原字大柳の路傍(訪問日:2023年9月10日)葛原橋の北詰、コンクリート製の土台の上に石塔が3基と後生車が並んでいます。造立趣旨の不明な右端のものは省いて掲載します。百万遍供養塔(百万遍塔) 刻銘「萬延元庚申年九月二十五日(1860) / 百…

庚申塔(厚木市酒井・酒井寅薬師)

神奈川県厚木市酒井の酒井寅薬師(訪問日:2024年2月9日)県道601号線沿い、岡田交差点の南東に位置する仏堂です。堂の右手前に1基の石仏が置かれています。不動明王像庚申塔(併用道標) 刻銘「享保十□〜□ / 再建立安永□〜□六月吉祥□」「南 □〜□ / 西 □〜□ …

庚申塔と馬頭観音塔ほか(つがる市森田町上相野・尊殿堂)

青森県つがる市森田町上相野字福留の尊殿堂(訪問日:2024年1月3日)大字柏広須との境に鎮座する神社です。「尊殿」という社号から東北地方のソウゼン様信仰(馬頭観音信仰)にまつわるお社と分かります。上掲写真の中央右下に石塔が見えます。手前のが百万…

庚申塔群と日本諸国社号等標石群ほか(品川区西五反田3丁目・徳蔵寺)

東京都品川区西五反田3丁目の徳蔵寺(訪問日:2024年2月3日)山手線湘南新宿ラインの目黒駅から五反田駅の線路沿いに位置する寺院です。本堂にあたる建物は現代的な造りをしており、都市一体の雰囲気を醸し出しています。本堂の手前には半跏の地蔵菩薩像(左…

庚申塔と二十三夜塔(弘前市葛原・山神社)

青森県弘前市葛原字茂上の山神社(訪問日:2023年9月10日)鬱蒼と茂る雑木林の中、隠されるようにして1基の木鳥居が見えます。石段を登りきると木鳥居の奥に2基の石塔が見えます。掲載は向かって左の庚申塔から。文字庚申塔 刻銘「慶應四戊辰年閏四月十二日(…

馬頭観音塔(厚木市関口・路傍)

神奈川県厚木市関口の路傍(訪問日:2024年2月9日)大字関口の路傍、新築の分譲住宅脇に目新しい馬頭観音塔が置かれています。馬頭観音塔(馬頭観世音塔、再建塔)「再建平成九年十二月吉日(1997) / 倉田八郎 / 馬頭観世音」 所在地

庚申塔(青森市油川・飛龍宮)

青森県青森市油川字中道の飛龍宮(訪問日:2023年9月18日)天田内川沿いに鎮座する神社です。境内に庚申塔が1基置かれています。文字庚申塔(猿田彦大神塔)刻銘「明治廿八旧九月廿三日(1895) / 油川横町村中 / 猿田彦大神」 飛龍宮の所在地

庚申塔(柏市高柳・路傍)

千葉県柏市高柳の路傍(訪問日:2023年12月23日)個人宅前、ゴミ集積場の背後に石仏が建っています。庚申塔です。青面金剛像庚申塔(一面六臂) 刻銘「貞享四丁夘天十月十五日(1687) / 高柳村 / 庚申奉供養諸願成就現世安穏之所」御尊容二鶏像と三猿像庚申塔…

庚申塔3基(蕨市錦町3丁目・路傍)

埼玉県蕨市錦町3丁目の路傍(訪問日:2024年2月2日)天理教滝野川分教所の南の駐車場脇に石塔群が並びます。向かって左から載せます。文字庚申塔①刻銘「嘉永甲寅秋(年?)(1854) / 庚申塔」 三猿像庚申塔 刻銘「延寶五年十二月吉日(1677) / 奉彫建庚申支提 / …

庚申塔2基と出羽三山塔(墨田区向島5丁目・長命寺)

東京都墨田区向島5丁目の長命寺(訪問日:2024年1月10日)向島ICの近く、見番通り沿いにある寺院です。平日は付属の言問幼稚園の開園日のため裏門からお参りする必要があります。裏門の入ってすぐ右手には歌碑などの石碑群があります。写真奥の土盛りの上に…

庚申塔2基と二十三夜塔(平川市日沼・三社神社)

青森県平川市日沼字高田の三社神社(訪問日:2023年9月16日)一の鳥居金属製注連縄四の鳥居額束の部分には爽やかな水色に彩られた鬼コ。朱色の鳥居によく映えています。背後からの一枚。褌が可愛らしいです。境内には3基の民間信仰塔が並んでいます。元は近…

庚申塔(比企郡吉見町須野子新田・寿光院)

埼玉県比企郡吉見町須野子新田の寿光院(訪問日:2023年12月27日)境内墓地の側に石仏が並びます。庚申塔は前列中央あたりに置かれています。青面金剛像庚申塔 刻銘「正徳四甲午十一月廿二日(1714) / 奉造庚申講中」御尊容(一面六臂)と二鶏像三猿像日輪・…

六十六部廻国聖惣墓(京都市東山区松原通大和大路東入る三丁目下る小島町・宝福寺)

京都府京都市東山区松原通大和大路東入る三丁目下る小島町の宝福寺(訪問日:2024年2月23日)京都市特有のめちゃくちゃ長大な住所に位置する時宗寺院です。付近には清水寺や八坂の塔といった一大観光スポットが点在しているため、当寺院の前の道(東大路通)…

庚申塔群と切支丹燈籠(目黒区下目黒3丁目・大鳥神社)

東京都目黒区下目黒3丁目の大鳥神社(訪問日:2024年2月3日)社殿。大鳥神社の創建は大同元年(806)にまで遡るそうです。 解説板① 大鳥神社下目黒3-1-2 この神社は、日本武尊の東征にゆかりがあるといわれるこの地に、大同元年(806)創建された区内最古の神…

庚申塔(厚木市山際・小堂)

神奈川県厚木市山際の小堂(訪問日:2024年2月9日)大字山際の南の路傍に小さな堂宇が建っています。中には石仏が納められています。庚申塔です。青面金剛像庚申塔(一面六臂) 刻銘「元禄九丙子年(天?)□月吉日(1696) / 奉納庚申供養」御尊容一邪鬼像と三猿像…

庚申塔と巡拝塔ほか(北本市高尾4丁目・路傍)

埼玉県北本市高尾4丁目の路傍(訪問日:2023年12月27日)北袋神社そばのゴミ集積場に覆屋を伴う石仏群があります。向かって左から載せます。青面金剛像庚申塔(一面六臂) 「元文三戊午天十二月吉日(1738) / 奉造青面金剛一躯」御尊容二鶏像と邪鬼像と三猿像…

庚申塔と廻国供養塔ほか(西津軽郡鰺ヶ沢町小森町・共同墓地)

青森県西津軽郡鰺ヶ沢町小森町字野田の共同墓地入り口(訪問日:2023年9月17日)墓地入り口、地蔵堂の脇に石塔群があります。正面向かって左から掲載します。文字庚申塔 刻銘「嘉永七甲寅年七月廿三日(1854) / 庚申塔」 二十三夜塔刻銘「昭和十七年九月廿三…

庚申塔(青森市六枚橋・六枚橋熊野宮)

青森県青森市六枚橋字不浪知の六枚橋熊野宮(訪問日:2023年9月18日)JR津軽線の線路がそばを通っています。境内の隅、木々に隠れるように1基の庚申塔が建っています。そばにはツカ上げ(庚申のツカ)も見られます。文字庚申塔(猿田彦大神塔) 刻銘「昭和四…

天明飢饉供養塔(青森市浪岡大字王余魚沢・共同墓地)(津軽地方の天明飢饉供養塔 #39)

青森県青森市浪岡大字王余魚沢字北村元の共同墓地(訪問日:2023年9月7日)青森県下屈指の難読地名・王余魚沢(かれいざわ)集落の中央に位置する墓地です。個人の墓石に挟まれて、ぽつねんと飢饉供養塔が置かれています。天明飢饉供養塔 刻銘「維時文政七甲…

兎霊供養塔と養蚕供養塔ほか(弘前市藤代1丁目・革秀寺)

青森県弘前市藤代1丁目の革秀寺(訪問日:2023年9月10日)津軽為信公を祀る曹洞宗寺院です。山門をくぐってすぐ右側に動物に関連する石造物が並ぶエリアがあります。向かって左手前のものから掲載します。まずはウサギを模った像を載せた、一見狛犬のような…

巡拝塔(足柄下郡湯河原町吉浜・庵寺)

神奈川県足柄下郡湯河原町吉浜の庵寺(訪問日:2023年10月28日)境内の隅、木の根元に石仏石塔が並びます。造立趣旨の明確な左端のもののみ載せます。巡拝塔(巡拝供養塔) 刻銘「寶暦五年乙亥五月吉祥日(1755) / 奉順禮横道三十三所供養塔」 庵寺の所在地

音羽講中庚申塔一基(文京区大塚5丁目・護国寺)

東京都文京区大塚5丁目の護国寺(訪問日:2023年12月26日)本堂の左側、薬師堂の裏手に解説板付きの庚申塔が安置されています。 解説板 音羽講中庚申塔一基大塚5-40-1 区指定有形民俗文化財 この庚申塔は、全国にもその例を見ない形式で、当時の民俗や習俗を…

梵字馬頭観音塔と敷石供養塔(蕨市北町3丁目・三学院)

埼玉県蕨市北町3丁目の三学院(訪問日:2024年2月2日)三学院の参道と総門寺号標の手前に石塔が2基置かれています。向かって左のものは文化財指定を受けているようで、解説板が設けられていました。 解説板 蕨市指定文化財(昭和六一年四月指定)三学院梵字…