青森県弘前市新町の専求院(訪問日:2023年9月10日)竜泉寺の真向かいにある浄土宗寺院です。永代供養といったお墓に関することに力を入れているようで、弘前市内を散策していると当寺院の看板広告をよく見かけます。訪問時、本堂では法要が行われていました。
本堂裏手の墓地の片隅に飢饉供養塔などの石塔の集められたスペースがあります。専求院HP(https://www.senguin.net、2024年2月9日閲覧)にはこれらについて、
三界万霊塔
全ての霊を供養する塔です。石碑は天保時代などのもので歴史的にも大変価値あるものです。
と説明がなされています。
写真の向かって左手前のものから掲載します。天明飢饉供養塔①
刻銘「文政十三庚寅三月十五日(1830) / 施主連中 / 夘辰两年死亡精霊塔 / 〈円相〉」
地蔵菩薩塔
刻銘「宝暦七丁丑天七月十六日(1757) / 南無地藏大菩薩爲無縁菩提 / 種子〈カ〉」
六字名号塔
刻銘「安政四丁巳年四月八日(1857) / 講中 / 南無阿弥陀佛 / 種子〈ウーン〉」
天明飢饉供養塔②
刻銘「寛政二庚戌年四月八日(1790) / 江戸町講中 / 爲夘辰两歳餓死精霊菩提之也」
天保飢饉供養塔
刻銘「天保十二辛丑歳三月十五日造立(1841) / 施主下町敬白 / 近年死亡精霊供養塔 / 〈円相〉」
専求院の所在地