石仏石神を求めて

おもに石仏・石神などの石造物を探訪

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

津軽地方の庚申塔 #127(弘前市賀田・保食神社)

青森県弘前市賀田字大浦の保食神社(訪問日:2023年9月10日)個人宅の脇に鎮座する小社です。「保食神社」扁額非常に狭い境内ですが、大きめの石造物が並んでいます。今回は石塔のみの掲載で、向かって右から。文字庚申塔(石造庚申塚) 刻銘「乙弘化二年巳…

天明飢饉供養塔(弘前市楢木・共同墓地)(津軽地方の天明飢饉供養塔 #46)

青森県弘前市楢木字用田の共同墓地(訪問日:202年9月19日)共同墓地の入り口、地蔵堂の脇に三界万霊塔や墓塔の立ち並ぶエリアがあります。その後列中央あたりに飢饉供養塔がひっそりと紛れ込んで置かれています。天明飢饉供養塔 刻銘「天明五乙巳二月七日立…

千葉県の庚申塔 #20(市川市大町・路傍)

千葉県市川市大町の路傍(訪問日:2024年3月16日)国道464号線沿い、皆川梨園のそばに庚申塔があります。文字庚申塔(青面金剛塔) 刻銘「文化十三丙子歳十月吉日(1816) / 願主石井重兵エ門(以下人名略) / 大町村 / 青面金剛」 駒型、彫像(日天月天、瑞雲)…

庚申塔(和光市下新倉3丁目・路傍)

埼玉県和光市下新倉3丁目の路傍(訪問日:2024年2月12日)個人宅の塀に設けられた覆屋の中に石仏が納められています。青面金剛像庚申塔 刻銘「安永九子年正月吉日(1780) / 講中拾七人」御尊容(立像、一面六臂、宝剣・ショケラ型、駒型)、その他像容・彫像…

神奈川県の庚申塔 #37(座間市緑ヶ丘1丁目・打越ふれあい公園)

神奈川県座間市緑ヶ丘1丁目の打越ふれあい公園(訪問日:2024年2月9日)公園の南口の脇、植え込みに囲まれる形で2基の石塔が置かれています。向かって左が庚申塔です。文字庚申塔 刻銘「明治廿七年十二月吉日(1894) / 上栗原 鈴野太郎作 / 庚申塔」 角柱型 …

津軽地方の庚申塔 #126(弘前市坂市・雷電宮)

青森県弘前市坂市字亀田の雷電宮(訪問日:2022年9月23日)坂市集落の西方、森の中に鎮座しています。「雷電宮」扁額。扁額というより額束に直接記されています。石段の手前に2基の石塔が並んでいます。いつもの二十三夜塔と庚申塔のセットです。向かって右…

千葉県の庚申塔 #19(市川市大町・路傍)

千葉県市川市大町の路傍(訪問日:2024年3月16日)国道464号線(大町梨街道)沿いの歩道に石仏石塔が置かれています。向かいには不動堂もあります。歩道よりやや高めの位置にあるため落ちないようにと金属製の囲いで保護されています。向かって左のものから…

双体道祖神塔と二十三夜塔(安曇野市穂高・路傍)

長野県安曇野市穂高の路傍(訪問日:2024年3月25日)大字穂高を横断する神口線沿い、拾ヶ堰に差し掛かったところをサイクリングロードに従って南下すると路傍に覆屋付きの石神石塔が見えます。双方ともに彩色が施されています。向かって右から掲載します。双…

神奈川県の庚申塔 #36(座間市入谷東1丁目・座間谷戸山公園西口)

神奈川県座間市入谷東1丁目の座間谷戸山公園西口(訪問日:2024年2月9日)座間谷戸山公園西口にぽつねんと石塔が置かれています。道標を兼ねた庚申塔です。文字庚申塔(併用道標) 刻銘「(紀年銘不詳)(未確認) / 庚申塔」 「此方 ほしのや あつぎ 大山 / 此…

岐阜県の庚申塔 #2(高山市松之木町・路傍)

岐阜県高山市松之木町の路傍(訪問日:2024年3月29日)大八診療所裏手、松之木農協前バス停のそばの斜面に石仏石塔が安置されています。その手前には目新しい解説板が設けられていました。目新しいとは言っても昭和年間の設置です。 解説板① 五体石碑 中央は…

双体道祖神塔(下呂市萩原町中呂・禅昌寺駅前)

岐阜県下呂市萩原町中呂の禅昌寺駅前(訪問日:2024年3月29日)禅昌寺駅の駐車場?の脇に双体道祖神が利用者を迎えるようにして佇んでいます。新築の駅舎と良い感じにマッチしています。双体道祖神塔 刻銘「(銘不詳)」御尊容(男女神像、握手型、自然石龕型)…

津軽地方の庚申塔 #125(西津軽郡鰺ヶ沢町一ツ森町・路傍)

青森県西津軽郡鰺ヶ沢町一ツ森町字禿の路傍(訪問日:2023年9月17日) ▼関連記事 nagatorowo2.hatenablog.com 一ツ森集落の南口にも地蔵堂が建っており、そばには庚申塔2基と百万遍塔が置かれています。庚申塔から先に載せていきます。文字庚申塔① 刻銘「嘉…

富山県の庚申塔 #6(黒部市宇奈月町明日・路傍)

富山県黒部市宇奈月町明日の路傍(訪問日:2024年3月27日)千光寺北口、黒部市農村文化伝承館・山本家のすぐ近くの個人宅脇に石仏の納められたお堂が建っています。背景の田んぼの広がる農村風景と見事にマッチしています。石仏は向かって右から掲載します。…

長野県の庚申塔 #9(安曇野市穂高・路傍)

長野県安曇野市穂高の路傍(訪問日:2024年3月25日)泉柳庵と白金公民館の西方、白金集落の中央部に目新しい覆屋があり、その中に庚申塔や二十三夜塔などの石造物が納められています。そばには解説板もありました。 解説板 中央の道祖神は、村の守り神として…

津軽地方の庚申塔 #124(弘前市大助・大助野田神社)

青森県弘前市大助字野田の大助野田神社(訪問日:2022年9月23日)大助集落の鎮守社です。集落の西口に鎮座しています。鳥居の前に2基の石塔が並んでいます。向かって右から掲載します。二十三夜塔 刻銘「明治三十三年七月二十三日(1900) / 佐藤勝蔵 / 二十三…

馬頭観音塔(和光市下新倉4丁目・路傍)

埼玉県和光市下新倉4丁目の路傍(訪問日:2024年2月12日) 以前の記事の続きです。 nagatorowo2.hatenablog.com 前回の庚申塔のある位置から東へ約20メートルの十字路にも石仏があります。馬頭観音塔(馬頭観音立像塔) 刻銘「延享元甲子年十一月吉日(1744) …

津軽地方の庚申塔 #123(弘前市藤沢・野田神社)

青森県弘前市藤沢字野田の野田神社(訪問日:2022年9月23日) ▼関連記事 nagatorowo2.hatenablog.com 境内にはもう2基、石塔が置かれています。庚申塔と二十三夜塔のセットです。当時は気付きませんでしたが、背後にはツカ上げ(三夜・庚申のツカ)が認めら…

庚申塔3基(行田市谷郷1丁目・寶積寺(宝積寺))

埼玉県行田市谷郷1丁目の寶積寺(訪問日:2023年12月27日)行田市駅から北方の道を北上した先にある寺院です。山門の右側に庚申塔が3基、台石の上に置かれています。向かって右から載せます。文字庚申塔 刻銘「天和二壬戌年三月十二日(廿二日?)(1682) / 庚申…

津軽地方の庚申塔 #122(弘前市相馬・路傍)

青森県弘前市相馬字竜ケ平の路傍(訪問日:2022年9月23日)農道山田線沿いに朱色の鳥居が建っています。山田集落を見下ろすところにあります。晩夏の訪問だったのでまだ葉が青々と茂っていて、見晴らしは悪かったです。庚申塔と二十三夜塔を祀っていす。前者…

庚申塔(練馬区田柄4丁目・路傍)

東京都練馬区田柄4丁目の路傍(訪問日:2024年2月12日)ファミリーマート田柄豊島園通り店近くの三叉路に石仏が佇んでいます。青面金剛像庚申塔 刻銘「元禄十二己夘年十一月廿八日(1699) / 上練馬内田柄村 同行十一人 / 奉造立庚申一基諸願成就祈所 / 種子〈…

津軽地方の庚申塔 #121(弘前市藍内・大山祇神社)

青森県弘前市藍内字関ケ平の大山祇神社(訪問日:2022年9月23日)関ヶ平橋のそばに鎮座する神社です。「大山祇宮」扁額かなり新しめの解説板もありました。 解説板 大山祇神社 当社は、安政二年(一八五五)の「神社微細社司由緒書上帳」によれば、薬師堂末…

天明飢饉供養塔と義民・民次郎墓ほか(弘前市鬼沢・龍味庵)(津軽地方の天明飢饉供養塔 #45)

青森県弘前市鬼沢字菖蒲沢の龍味庵(訪問日:2023年9月19日)龍味庵 (龍昧庵)は鬼沢の鎮守社である鬼神社の脇にあります。境内墓地に飢饉供養塔が置かれており、そのそばには当地出身の義民として知られる藤田民次郎の墓塔もあります。天明飢饉供養塔 刻銘…

庚申塔(比企郡吉見町高尾新田・路傍)

埼玉県比企郡吉見町高尾新田の路傍(訪問日:2023年12月27日)荒川の支流の土手から下ってすぐのところに庚申塔が建っています。文字庚申塔 刻銘「享和二壬戌年三月吉祥日(1802) / 講中 / 庚申塔」 自然石龕型 塔婆立てに少し気になる塔婆が差してありました…

馬乗り馬頭観音と道標(木更津市上望陀・長徳寺)

千葉県木更津市上望陀の長徳寺(訪問日:2023年2月14日) 山門の前に石仏と石塔があります。馬頭観音塔(馬乗り馬頭観音) 刻銘「天保十三寅八月吉日(1842) / 上望陀中 / 奉造立」御尊容(坐像、三面六臂、板駒型)、その他像容・彫像(一馬像)馬像。今にも…

富山県の庚申塔 #5(魚津市長引野・神明宮白山社合祀社)

富山県魚津市長引野の神明宮白山社合祀社(訪問日:2024年3月28日)長引野集落の中央部に鎮座する神社です。 社号標は向かって左が「村社白山社」、右が「村社神明宮」となっています。前者の方が新しめです。扁額「神明宮」。こちらには白山社の社号は見え…