津軽地方の庚申塔 #131（北津軽郡板柳町太田・月夜見神社（月讀神社））

青森県北津軽郡板柳町太田字前橋の月夜見神社（月讀神社）（訪問日：2023年9月3日）太田集落の東口に鎮座する神社です。一の鳥居の左脇に2基の鳥居が建っており、それぞれ馬頭観音と夫婦神（猿田彦大神・天鈿女命）に対応しています。前者から掲載します。
馬頭観音塔（馬像付馬頭観音塔）

刻銘「明治三十一年□〜□(1898) / 太田長割村中 / 馬頭觀世音」馬像。駄馬を表しています。

続いて庚申塔2基。向かって左が夫婦神塔です。
文字庚申塔①

刻銘「天保十四癸卯年七月十九日(1843) / 太田村講中 / 庚申塔」

自然石型、彫像（日天月天、瑞雲）

文字庚申塔（猿田彦大神塔、猿田彦大神・天鈿女命併刻塔）

刻銘「文政五壬午年八月十五日(1822) / 講中田中任太郎(以下人名略) / 奉勧請猿田彦大神天鈿女命」

自然石型、彫像（日天月天、瑞雲）庚申さま（猿田彦大神）と三夜さま（天鈿女命）が夫婦神であることがここでも理解されていたようです。

月夜見神社の所在地