青森県を代表する難読地名「王余魚沢(かれいざわ)」を訪問しました(訪問日:2023年9月7日)。まずは集落に入る直前の王余魚沢入口バス停での1枚。王余魚沢行きと浪岡駅前行きの便はそれぞれ1日3本来るようです。
集落へ向かいます。途中、暗門の滝・白神館への案内がありました。果たしてここから西目屋村の暗門の滝を目指す人はいるのでしょうか。集落西口に到着。次第に民家が見えてきます。
県道27号線を示すヘキサ。葉っぱに阻まれて見えづらいですが、補助標識には「浪岡王余魚沢」とあります。
コミュニティーセンター。昭和感溢れる外観です。
青森市立王余魚沢児童館という名前のようです。
国民年金特別融資により建てられた施設です。魚は略字の𩵋で、児は異体字で表記されています。略字を含んだ王余魚沢の文字列は大変貴重です。「青森市」の部分は上から貼っつけてあるので、もとは「浪岡町」と記されていたのでしょう。児童館のすぐとなりに鎮座する稲荷神社。鳥居は貫や柱に補修の跡が認められます。
狛犬一対。ユニークな意匠です。
境内から集落西口を望む。
鳥居前からの1枚。中央部へ進みます。
郵便ポスト。薄汚れています。
ポスト所在地の住所に「王余魚沢字北村元」の文字列を発見。
中央部に到着。民家の屋根の色に青か赤ばかり採用されているのはなぜでしょう。
バス停を発見。少し斜めっています。
下王余魚沢バス停。このあたりが集落の「シモ」なんですね。
稲荷神社方面を振り返る。
どんどん進みます。
途中、消防屯所があります。王余魚沢コミュニティ消防センターです。
文字列回収。
下集落を抜けると三叉路があり、分岐を左へ進みます。右に行くと浪岡ダムに辿り着きます。
それなりに傾斜のある坂です。通称「タモの坂」。自転車を降りて押して歩きました。
タモの坂を上り切ったところには風見鶏風の魚を加えた猫と「café」の文字の描かれた大きい建物があります。
矢印に従い、表に回ると横に長い建物であることが分かります。実はこちら2006年に廃校となった市立王余魚沢小学校です。Wikipediaの当該頁によると廃校時は児童数が1桁しかいなかったそうです。
王余魚沢倶楽部という施設が併設されていました。
こちらはカフェで先ほどの案内に対応しています。倶楽部公式Facebookの投稿によると2016年冬より休業中とのこと。廃墟然としていて、営業再開の日は訪れるのか不安です。
小学校を出て先ほどの分岐へ戻り、来た道を逆走していきます。ここからは光景があまり変わらないので、回収した「王余魚沢」の文字列をダイジェストで掲載します。
電信柱?に括られた標
土砂災害警戒区域の警告
ゴミ捨て場に掲示されていた紙には手書きの王余魚沢が。非常に貴重です。
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