愛知県名古屋市緑区相原郷1丁目の相原郷庚申堂(訪問日:2024年8月9日)相原郷交差点から諏訪社方面に約200メートル進んだ先、1本小道にそれたところに堂宇が建っています。背後にはサルスベリの木が植えられています。
となりには「菊」という喫茶店もあります。
こちらのお堂は「相原郷庚申堂」と称し、名古屋市内ではあまり数の多くない、庚申信仰に関係した祭祀場です。
堂の正面には当堂についての解説・由緒書が掲げられています。
庚申命日(=庚申の日)についても掲示があります。
ここで円道寺の名前が出るとは思いませんでした。こちらの保存会の中にも円道寺の庚申講に参加されている方がいらっしゃるのかもしれません。
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堂の内部。庚申日ではなかったのでご開帳はされていませんでした。本尊である一猿石像とはどういったお姿をされているのか、大変気になります。
私の想像だと、御幣を両手で掴んでいる猿か、合掌した猿なのではないかと思っています。堂のそばには手水鉢が置かれています。塵洗(洗塵)。紀年銘は天保十二年丑三月(1841)。先ほどの解説にあった現在地移転の際に奉納されたものようです。側面には「奉納庚申堂」の刻字も認められます。
Googleマップには赤い幟の写った写真が投稿されており、それによると「奉納 青面金剛明王 願主相原郷庚申堂保存会」とプリントされています。
赤を基調とした幟、青面金剛明王の表記は円道寺のものと共通しています。
相原郷庚申堂の所在地