長野県松本市神林の福應寺(訪問日:2024年3月27日)山門の右手前に六地蔵が並んでいます。その背後にはひっそりと2基の庚申塔が置かれています。掲載は向かって右の小さめの庚申塔から。
文字庚申塔①
刻銘「(紀年銘不詳) / 庚申塔 / 種子〈ウン〉」
自然石型
文字庚申塔②
刻銘「昭和五十五庚申歳(1980) / 組中 / 庚申塔 / 種子〈ウン〉」
自然石型
おまけ境内に建てられた大師堂と梵鐘の間に人丈ほどの目新しい石仏が置かれています。微妙な表情を浮かべ、頭を掻いているこちらの仏さんは「恥かき地蔵」といいます。お寺の公式HP(2024年4月5日閲覧)には、
中国の言葉に「功の成るは成るの日に成るに非ず」があります。功績は事が成就されるときにのみあるのではなく、それまでの積み重ねが必要だという意味です。恥をかくことは愚かな事では無く成功への大切な道のりです。
との説明がなされています。このお地蔵さんは人生における教訓を我々に伝えているのですね。
福應寺(福応寺)の所在地