徳島県阿波市市場町尾開字日吉の墓地(訪問日:2024年8月12日)黄金の稲穂が風にそよぐ田んぼの脇に墓地があります。その端に墓塔とは異なる大きめの石仏が見えます。表に回るとそれが唐破風の載った青面金剛を刻んだ庚申塔であることが分かりました。あと、当記事を執筆してる最中、右手にも蔦に覆われている石塔があることに気づきました。もしかしたらこれも庚申塔だったかもしれません。
青面金剛像庚申塔
刻銘「寛政六甲寅十一月吉日(1794) / 當村東講中」御尊容(立像、一面六臂、宝剣・ショケラ型、笠付角柱型)三猿像
塔のそばには木製の標柱が建っています。雨風にさらされかなり痛んでいます。四面それぞれに文字が見えるもののはっきりとしません。判読可能な部分を文字起こしすると、「寛文年間(一六六一)以降から信仰が始ま・・元禄二年庚申・・」とあり、どうやらこの庚申塔について記しているようです。
所在地