茨城県北相馬郡利根町横須賀の道祖神社(訪問日:2024年5月4日)藪の茂る中に突如として現れる小社です。石造の鳥居はかなり最近に建てられたものと思われます。狭い境内に覆屋を伴って2基の庚申塔が置かれています。向かって左から掲載します。
文字庚申塔(青面金剛塔)
刻銘「寛政十二申歳十一月穀旦(1800) / 青面金剛王」
山状角柱型、彫像(日天月天、瑞雲)
刻銘「元文五庚申十一月吉日(1740) / 横須賀村中」御尊容(立像、一面六臂、宝剣・ショケラ型、板駒型)、その他像容・彫像(日天月天、瑞雲、三叉戟、矢、宝輪、弓)一邪鬼像と三猿像
「道祖神」の扁額が掲げられた祠の中には石祠が納められていました。道祖神の御神体でしよう。
手水舎には令和六年三月吉日に奉納された布が吊られていました。信仰が絶えていない証拠です。
社の向かって左側、十字路のところには経典供養塔が建っています。経典供養塔
刻銘「明和九壬辰十一月吉日(1772) / 良嚴教浄信士 良座妙花信女 / 奉納大乗妙典 / 阿弥陀三尊種子〈キリーク・サ・サク〉」
山状角柱型
道祖神社の所在地