青森県つがる市木造濁川字音羽山の路傍(訪問日:2023年9月20日)濁川集落の農道を歩いていると左手にこんもりと茂った社叢のような場所が見えてきます。裏に回り込むとパイプで構成された朱色の鳥居が見えます。石塔群を祀っているようです。いわゆる庚申塚です。向かって右から掲載します。
文字庚申塔①
刻銘「癸天保十四年卯九月十六日(1832) / 庚申」
自然石型、彫像(日天月天)
刻銘「明治二十一子年三月九日(1888) / 村中 / 葛西丑五郎 / 猿田彦太神」
自然石型、彫像(日天月天、瑞雲)
二十三夜塔(月夜見命塔)
刻銘「明治廿一子年三月二十三日(1888) / 村中 / 月讀尊」
自然石型、彫像(日天月天、瑞雲)
背後にはツカ上げ(三夜・庚申のツカ)もありました。雲板の図柄は岩木山、日天月天、瑞雲です。梢もつけられています。石塔群のそばには二石六地蔵もあり、ここは墓所を兼ねているのかもしれません。
所在地