青森県西津軽郡鰺ヶ沢町芦萢町字響滝の芦萢稲荷神社(訪問日:2022年9月25日)滝淵集落の鎮守社です。集落の南口からさらに南下した場所に鎮座しています。
本殿の右脇に不動の滝へ繋がる獣道があり、そこを下ります。
やや下ったところの左手に2基の民間信仰塔が安置されています。事前に情報を仕入れてないとここに石塔があること自体気づかないほど、ひっそりと佇んでいます。
向かって左のものから掲載します。
文字庚申塔(幸神塔)①
刻銘「慶應四辰年三月十二日(1868) / 山城屋佐兵衛 / 幸神」
自然石型、彫像(日天月天、瑞雲)
文字庚申塔(幸神塔)②
刻銘「慶應元乙丑年六月二十七日(1865) / 瀧淵村中 / 幸神」
自然石型、彫像(日天月天、瑞雲)
おまけ獣道の手前にはお地蔵さん然とした人型の石造物が置かれています。化粧地蔵にも見えますが、像容は柔和相というより忿怒相ですし、不動明王っぽく思います。ただ、オセンダクで肝心の像容が隠れていますし手元の資料にも掲載されてないので詳細は今後調べてみます。脇の石塔には何か刻まれているものの、風化により判読できず。「不動宮」でしょうか。
狛犬一対
芦萢稲荷神社の所在地