2024-07-06 石像馬頭観音(四街道市鹿渡・路傍) 牛馬関連の石造物 道標 文化財・史跡 千葉県四街道市鹿渡の路傍(訪問日:2024年6月22日)鹿渡集落の北方に石仏が置かれています。そばには解説板も設けられています。 解説板 四街道市指定文化財石像馬頭観音 一基昭和五十八年四月十五日指定所在地 鹿渡字御別当三六八管理者 吉橋忠一形態 円頭角柱型石塔寸法 高さ 七二・五センチメートル幅 二八・五〜二一・〇センチメートル この像は、馬の病気と安全の守護神として、古くから各街道筋や路傍に建てて、農民が馬の追福を祈ったものです。 昭和五十年ごろまでは、地区の字木戸場の十字路にあったものですが、都市計画道路建設の際、現在地に移転されたものです。 本来の馬頭観音像は念怒相であるのに対し、この像は慈悲相の半肉彫像であるのが特徴です。 江戸時代には、海産物や農産物の運搬は馬が主役であって、行く先を示す道標をかねていました。 正面像の下には、西道をうわだ かやだ。右側面には西道ふなはし こてはし。左側面には北道やまなし 馬わたし。弘化四年(一八四七)鹿渡村講世話人 又左衛門。背面にはをなぎ さかど わらび 東金と陰刻され、往時、ここに街道のあったことを示す貴重なものです。平成四年三月四街道市教育委員会 馬頭観音塔(馬頭観音坐像塔、併用道標) 刻銘「弘化四年未三月(1847) / 鹿渡村講世話人又左エ門」 「西 をうわだ かやだ 道 / 南 ふなはし こてはし 道 / 北 やまなし 馬わたし / 東 をなぎ さかど 王らび 東金 道」御尊容(坐像、一面二臂、駒型)、その他像容・彫像(円形光背) 所在地