石仏石神を求めて

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愛知県の庚申塔 #2(名古屋市南区平子2丁目・平子第一公園)

愛知県名古屋市南区平子2丁目の平子第一公園(訪問日:2024年8月9日)f:id:nagatorowo2:20240818072810j:image公園の南口に解説板を伴って1基の庚申塔が置かれています。
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解説板 平子の庚申塔
 六十日に一度の庚申の夜、人の体内にいるという虫(三尸虫)が寝ている間に身中を抜け出し、天帝にその人の悪行を報告すると寿命が短くなるという言い伝えがある。庚申信仰は、その難を逃れるため、夜を徹して語りあかすという日本各地に根付いた風習である。
 江戸時代になると、当初の信仰の形は薄れ、寄合いを楽しむ場の一つへと変わっていったようである。その記念碑として各地で建てられたのが、庚申塔である。
 平子では、もと堤防上の道端であった場所に建てられ、昭和まで風習が続いたようである。名古屋市教育委員会
Hirako no Koshin-to (The Hirako Zodiac Monkey Monument)
In the Chinese Zodiac belief on every 60th day, in order to escape divine punishment, people would stay awake and talk with each other throughout the night. During the Edo period, this practice eventually turned into a night of celebration. This nonument was established in memory of the celebration.


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文字庚申塔青面金剛塔)
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刻銘「昭和七年十二月(1932) / 平子庚申講蟹江太次郎(ほか8名略) / 南無青面金剛童子

箱型角柱型

平子第一公園の所在地