東京都新宿区大久保1丁目の全龍寺(訪問日:2024年10月8日)「大久保ぜんりゅうじ」の看板のある入り口脇、寺号標の背後に石仏のまとめ置かれた空間があり、そこで大きな存在感を放っているのが今回掲載する庚申塔です。
こちらは「全龍寺の庚申塔」と称し、新宿区の文化財に指定されています。解説板もありましたのでそちらも載せます。
刻銘「維時寛文拾二壬子歳三月朔日(1672) / 奉供養庚申講結衆廿八人施主各敬白」御尊容・像容・彫像(立像、舟形光背型)三猿像
実は石仏群の中にもう1基庚申塔が紛れ込んでいます。こららは青面金剛を主尊に据えたものですが、おそらく戦火により像容がひどく損傷し、原型を留めていません。
青面金剛像庚申塔
刻銘「享和元辛酉年十□〜□」
御尊容(立像、角柱型(?))
石仏群の向かいには江戸初期から中期ごろに建てられたであろう地蔵菩薩像の三界万霊塔のほか、昭和以後の造立と見られる石仏が並んでいます。
全龍寺の所在地