石仏石神を求めて

おもに石仏・石神などの石造物を探訪

津軽地方の庚申塔 #207(弘前市銅屋町・最勝院)

青森県弘前市銅屋町の金剛山最勝院(訪問日:2022年9月22日)

※本記事は2023年1月に投稿したものの修正版です。f:id:nagatorowo2:20230115221358j:image最勝院は天文元年(1532)、弘信上人という僧が堀越城外萩野の地に三宇の伽藍を造営し開基したと伝わります。卯歳一代様として知られています。f:id:nagatorowo2:20230115221827j:image庚申塔7基すべてが境内の聖徳太子堂の脇に置かれています。順に掲載していきます。


f:id:nagatorowo2:20230115221843j:image文字庚申塔

刻銘「萬延元庚申歳五月二十七日(1860) / 一野屋宇三郎(ほか22名略) / 庚申塔 / 種子〈ウーン〉」

自然石型、彫像(日天月天、瑞雲)

ここの庚申塔の中では最も大きいです。塔身下の基壇も含めると人の背丈以上はあったかと思います。


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刻銘「文政五壬午年四月十六日(1822) / 木屋長兵衛(ほか人名略) / 庚申塔 / 種子〈ウーン〉」

自然石型、彫像(日天月天、瑞雲)


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刻銘「寛政十戊午天六月二十七日(1798) / 秋田屋某(ほか7名略) / 庚申塚」

自然石型、彫像(日天月天、瑞雲)


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刻銘「文化八未年八月十四日(1811) / 平田万次郎(ほか2名略) / 種子〈ウーン〉」

自然石型、彫像(日天月天、瑞雲)


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刻銘「寛政九丁巳□七月廿□□(?)(1797) / 庚申塚」

櫛型、彫像(日天月天、瑞雲)

この庚申塔は、津軽地方に現存する主銘に「庚申塚」と刻むものの中で最も古いものです。


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刻銘「寛政十二庚申天六月九日(1800) / 庚申塔

櫛型、彫像(日天月天)


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刻銘「天保十四癸卯年五月十八日(1843) / 高田屋八五郎(ほか8名略) / 種子〈ウーン〉」

自然石型、彫像(日天月天、瑞雲)

最勝院の所在地