東京都目黒区上目黒5丁目5の路傍(訪問日:令和7年1月2日)
野沢通り沿い、寿福寺前バス停から北東にやや行った地点に石仏群があります。これらは「宿山の庚申塔」と呼称されるものです。宿山(しゅくやま)というのは当地にあった荏原郡上目黒村の小字名です(関東小字地図 より。2025年1月3日参照)。
向かって左の庚申塔から掲載します。
刻銘「宝永五戊子年□月吉日(1708) / 奉造立庚申供養為二世安楽也施主 / 〈ウーン種子〉」
原刻字「寶永五戊子年□月吉日 / 奉造立庚申供養爲二世安樂也施主」
御尊容(立像、合掌一面六臂、板駒型(舟形光背型との折衷))、その他像容・彫像(日天月天、瑞雲、矢、宝輪、弓)
一邪鬼像と標準型三猿像
刻銘「延宝三乙卯年二月吉日(1675) / 清水九兵衛(ほか交名16名略) / 奉造立庚申供養為二世安楽也 / 〈カ種子〉」
原刻字「奉造立庚申供養為二世安樂也」
御尊容(立像、舟形光背型)、その他像容・彫像(錫杖、宝珠)。手編みのものでほっかむりしています。


刻銘「元禄五壬申天十一月十五日(1692) / 結衆敬白 / 田中徳右衛門(ほか交名13名略) / 奉尊躰庚申供養二世為安楽也」※六庚申の日造立。
原刻字「奉尊躰庚申供養二世爲安樂也」
御尊容(立像、合掌一面六臂、唐破風笠付角柱型)、その他像容・彫像(日天月天、三叉戟、矢、宝輪、弓)※笠は地面に置いてある。車の接触事故によって像容がかなり損傷したという(目黒区教育委員会『目黒区の庚申塔』17頁参照)。



三猿像と二鶏像
もともと載せられていた笠部。地面に若干埋まった状態で置かれています。
聖観音菩薩塔(元禄三年銘)。こちらの造立目的は不詳です。
所在地






