東京都北区岸町2丁目の北区立ちんちん山児童遊園(訪問日:2025年3月1日)
南橋トンネルを抜けた先の高架下に小さな公園があります。園内には公衆トイレや球技場が設けられています。
入園してすぐ目に飛び込んでくるのは中央部の石塚。いくつかの巨岩をくっつけて作られており、最も大きい石には「北区立 ちんちん山児童遊園」と刻んであります。
この珍奇な「ちんちん山」という名称の由来は以下の通り。
戦時中、ここを軍用列車が通っており、その電車が「チンチン」と鐘を鳴らしていたことが、名前の由来となっています。
かつて公園正面の道は、鉄道のための土手に掘られたトンネルを通っていました。公園内の石のアーチは、そのトンネルの出入り口に使われていた石を、記念に残したものです。
ちんちん山児童遊園 | 東京都北区観光ホームページ (2025年3月6日閲覧)
園内の解説板の内容も掲載します。
ちんちん山のトンネル
明治時代から昭和にかけて、北区とその周辺には、陸軍の関連施設が数多く点在していました。その当時、これらの施設は、物資や人間を運搬するための軍用鉄道と呼ばれる専用軌道で結ばれていました。
この辺りでは、板橋、十条の火薬製造工場と王子の火薬製造工場を結ぶ専用電車が、チンチンと鐘の音を鳴らしなから、盛土の上を走っていたそうです。そのため、付近の住民は、この盛土を俗に「ちんちん山」という愛称で呼んでいました。
かつて、この場所には、ちんちん山の下をくぐる石積みのトンネルがありました。
このトンネルの上部には、3個のだんこを三角形の形に並べ、その上に、もう一つだんごを乗せたようならしいマーク、(当時の東京砲兵工廠のマーク)が刻まれていました。現在、このマークを含め、トンネルの石積みの一部が園内でモニュメントとして使われています。
石塚の周囲は2段の円形状になっており、夏場は子供たちが湧き出る水で遊べるようになっています。
アーチ状の構造物。先の解説にあった東京砲兵工廠のマークがしっかりと残されています。
南橋トンネルを望む
ちんちん山児童遊園の所在地



