東京都文京区小石川3丁目の福聚院(訪問日:2024年5月6日)
正門のすぐ裏手に庚申塔が2基置かれています。戦災を被ったためか、どちらも像容は崩れています。
聖観音菩薩像庚申塔
刻銘「【寛文五乙巳天(1665) / 願主(複数人名略)欽言」※【】内は『文京区の石造文化財-庚申信仰関係石造物調査報告書-』より抜粋。
御尊容(立像、舟形光背型(?))
三猿像
刻銘「寛文八戊申【年霜月吉祥日】(1668) / 道圓(ほか交名12名略) / 庚申供養」【】内は上掲書より抜粋。
御尊容(立像、舟形光背型)
おまけ
境内を進むと小堂の中にちゃんちゃんこを召したお地蔵さんが納められています。
堂の正面には「〈卐〉せきどめ子育地蔵尊」と記された看板が掛けてあります。
堂内にはたくさんのトウガラシが吊られています。お地蔵さんの首にもネックレスのようにして掛けてありました。
区内には正行寺に「とうがらし地蔵」がお祭りされていますが、その類例でしょうか。
福聚院の所在地




