石仏石神を求めて

おもに石仏・石神などの石造物を探訪

馬頭観音塔(厚木市上依知・路傍)

神奈川県厚木市上依知の路傍(訪問日:2024年2月9日)f:id:nagatorowo2:20240211154657j:imageふるさとホーム厚木上依知の北方、堂坂沿いに1基の馬頭観音の文字塔が佇んでいます。f:id:nagatorowo2:20240211154653j:image手前には手書きの解説板が設けられていました。

解説板 堂坂の馬頭観世音
 江戸中期以降農民にも馬が特てるようになると各地に馬頭観世音碑が造立されていった。
 馬頭観世音は馬の供養のために造立されたものであるが、単に墓標的意味を特つものと馬持連中(講中)が馬の道中安全や無病息災を願う記念碑的意
味を持つものとがある。
銘文
(石面)慶應三卯歳仲冬造之
(正面)馬頭観世音
(左面)東都嶺下七十星英䦨翏(⿴囗翏)
(ウラ面)厚木 石工 秋元忠次郎

(高さ一四二cm 自然石 市内最火)
 当地は旧八王子道の要所にあり人馬の往来も多くあった所だ。
 この碑は死馬供養伝承もあるが、大きさや立地から往来人馬の安全祈願と言える


f:id:nagatorowo2:20240211154701j:image馬頭観世音塔

刻銘「【慶應三卯歳仲冬造之(1867) / 東都嶺下七十星英䦨翏(⿴囗翏) / 厚木石工 秋元忠次郎 / 馬頭観世音】」※銘文は位置的に確認ができなかったので解説板から引用。

所在地