三重県多気郡明和町上野の安養寺(訪問日:2024年8月15日)
臨済宗東福寺派に属する寺院です。境内には明星水(あけぼのの井)があります。
山門の左手前に瓦葺きの堂宇が建っています。



隅棟の先端部の瓦には左から「庚」「申」「申」と文字が施されています。れっきとした庚申堂です。
「庚申堂」扁額
堂内には計3基の石仏石塔が祀られています。向かって左のものから掲載します。
文字庚申塔
刻銘「元禄七甲戌天十二月廿七日(1694) / 上野村施主敬白 / 奉供養庚申」
笠付角柱型(唐破風)、彫像(蓮華)
刻銘「(銘不詳)」
御尊容(立像、三面六臂、独鈷杵・ショケラ型、舟形光背型)、その他像容・彫像(日天月天、瑞雲、三叉戟(宝剣?)、矢、宝輪、弓)
一邪鬼像と三猿像
地蔵菩薩塔(地蔵菩薩立像塔)。舟形光背型の合掌するお地蔵さんです。造立年は不詳。


堂内の左右にはそれぞれ木製と金属製の小型の鳥居がいくつか納められていました。伊勢ではよく見かける光景です。
棟木には「平成廿五年五月吉日檀信徒一同」と墨書されていました。築造からわずか10年強しか経っていない新しいお堂です。庚申さまたちも喜んでいることでしょう。
庚申堂手前に並ぶ石仏群。墓塔や丸彫りのお地蔵さんなどで構成されています。
安養寺の所在地




