石仏石神を求めて

おもに石仏・石神などの石造物を探訪

千葉県の庚申塔 #31(四街道市内黒田・路傍)

千葉県四街道市内黒田の路傍(訪問日:2024年6月22日)f:id:nagatorowo2:20240628092202j:image内黒田集落の北方、佐倉市畔田へ続く旧道沿いに庚申塔が建っています。f:id:nagatorowo2:20240628092225j:imageそばには目新しい解説板が設けられています。f:id:nagatorowo2:20240628092212j:image

解説板 四街道市指定文化財 内黒田大谷の萬延元年庚申塔

 万延元年(一八六〇)建立。当時、この村の周辺は、北に生谷村、畔田村、下志津村などがあり、このような村々へ通る道が発達していました。この庚申塔は、右 をぼかや さくら道、左 あぜた 下志づ通、と刻まれ、道標を兼ねています。
平成一四年三月
四街道市教育委員会

 

f:id:nagatorowo2:20240628092206j:image文字庚申塔(併用道標)


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刻銘「萬延元庚申年十一月吉日(1860) / 庚申塔

「左 あぜた 下志づ 通 / 右 をぼかや さくら 道」
f:id:nagatorowo2:20240628092218j:imageコンクリートで造られた台石には「1998年□文」と刻まれていました。
f:id:nagatorowo2:20240628092221j:imageこの道標が原位置であれば、右手に見える獣道が佐倉と「をぼかや」へ続く道。f:id:nagatorowo2:20240628092215j:image左手の整備された道が畔田と下志津へ続く道なのでしょう。実際、地図を確認するとそうであることが分かります。

所在地