三重県伊勢市磯町の玉雲寺(訪問日:2024年8月15日)
磯町公民館裏手、宮川の土手からも近い場所に位置する寺院です。山門をくぐって左手を見やると本堂と向き合うように堂宇が建っています。中には石仏が数体祀られています。
訪問時、本堂でまさに法要が行われようとしていたタイミングでの撮影となってしまい、ご迷惑をおかけしてしまいました。
堂を開扉すると1基の青面金剛主尊の庚申塔がお目見え。状態は非常に良好で、造塔当時から堂内にてお祀りされていたのかもしれません。
青面金剛像庚申塔
刻銘「(銘不詳)」
御尊容(立像、一面四臂、羂索・三叉戟型、舟形光背型)、その他像容・彫像(円形光背、火焔光、髑髏、宝棒(枝?)、宝輪)
二邪鬼像
塔の背後にも名号塔と庚申塔があります。どちらも板碑型のものなのですが、位置的に撮影が難しく、判読も満足にできませんでした。
六字名号塔
刻銘「(紀年銘不詳)(未確認) / 南無阿弥陀佛」
板碑型、彫像(円相)
文字庚申塔
刻銘「寛文元辛丑年十二月十五日(1661) / 庚申供養」※七庚申の日造立(納庚申)。
板碑型、彫像(円相)
子安地蔵尊。堂の左手に祀られています。
玉雲寺の所在地



