石仏石神を求めて

おもに石仏・石神などの石造物を探訪

山形県の庚申塔 #16(飽海郡遊佐町遊佐・皇大神社)

山形県飽海郡遊佐町遊佐字倉ノ町の皇大神社(訪問日:令和6年9月27日)

f:id:nagatorowo2:20241017112328j:image字倉ノ町の中央部、油掛大黒天堂の向かいに鎮座している神社です。f:id:nagatorowo2:20241017112405j:image皇大神社」扁額
f:id:nagatorowo2:20241017112402j:image境内には庚申塔山岳信仰塔などの民間信仰塔が安置されています。順に掲載していきます。
f:id:nagatorowo2:20241017112324j:image文字庚申塔

刻銘「文化五辰年三月吉辰立(1808) / 庚申」

自然石型


f:id:nagatorowo2:20241017112350j:image金毘羅講供養塔

f:id:nagatorowo2:20241017113159j:image刻銘「弘化五年戊申二月日(1848) / 金毘羅大権現

自然石型


f:id:nagatorowo2:20241017112339j:image古峰ヶ原講供養塔

刻銘「明治廿八年旧九月建立(1895) / 世話方高橋与治郎(ほか人名略) / 南谷拝書 / 古峰神社」

自然石型


f:id:nagatorowo2:20241017112332j:image文字庚申塔

刻銘「元治元歳文月吉祥日(六月吉祥日?)(1864) / 村中安全願主(人名略) / 庚申」

自然石型f:id:nagatorowo2:20241017114251j:image背後に建つ庚申塔婆(庚申のツカ)。残念ながら墨書は風化により認められず。


f:id:nagatorowo2:20241017112354j:image鳥海講供養塔でしょうか。


f:id:nagatorowo2:20241017112346j:image出羽三山塔・鳥海講供養塔(出羽三山鳥海山併刻塔)

刻銘「(紀年銘不詳)(未確認) / 湯殿山山鳥海山羽黒山

自然石型

 

実は境内には2つ、町の指定文化財が安置されています。それぞれ令和五年十一月吉日に設置された解説板に説明があります。
f:id:nagatorowo2:20241017112357j:image八日町の石燈籠
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解説板① 八日町の石燈籠
皇大神社の境内にある。形や形式が、近隣に見ない特異なものである。
特に火袋の台や笠に蓮弁をつけたものは珍しく、元の観音堂(古くはここに観音堂社殿があった)のために、特に作られたものであろう。
円柱形竿石の向って左は一本の沈線、右は二本の沈線であるのは、陰場を表わしたものと見るべきであろう。「寛文九年(一六六九)己酉六月一六日」とあり、石燈籠では本町最古のものである。右側の火袋は後代の作であるが、忠実に作られている。
火袋は六角で、一つおきに窓がある。左右とも内側に日天、外側に月天、正面は角窓である。


f:id:nagatorowo2:20241017112409j:image八日町の享保梵字大日如来真言
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解説板② 八日町の享保梵字大日如来真言
 この碑は、もと性能坊にあったものを移したものであるという。俗に性能坊の石碑という。
 享保一四年(一七二九)七月吉日とあり、遊佐では古いもので、密教修験が大日如来を崇拝の対象としたものでおる。
 なお、水上の日枝神社境内にも宝暦六年(一七五六)のものが一基見られ、上部の梵字大日如来がすえられている。

遊佐町八日町皇大神社

 

皇大神社の所在地