東京都府中市本町1丁目17-10の安養寺(訪問日:令和7年8月24日)
安養寺の東口(駐車場入り口)に六地蔵尊と向かい合う形でいくつかの石仏石塔が安置されています。造立趣旨の明確な民間信仰塔のみ今回は掲載します。


刻銘「元禄十丁丑十月十三日(1697) / 武州多摩郡府中矢崎村 / 芝辻又兵衛(ほか交名10名略)」※五庚申の日造立。
原刻字「武刕多摩郡府中矢崎村」
御尊容(立像、合掌一面六臂、唐破風笠付角柱型)、その他像容・彫像(日天月天、瑞雲、三叉戟、矢、宝輪、弓)
二鶏像と標準型三猿像
馬頭観音塔(馬頭観音坐像塔)①。舟形の光背に三面八臂の馬頭観音坐像が浮彫りされています。
馬頭観音塔(馬頭観音立像塔)②。こちらも同じく舟形の光背で、一面二臂の馬頭観音立像が浮彫りで表されています。大きな宝冠と天衣の柔らかな表現が特徴です。
馬頭観音塔(馬頭観世音塔)③。隅丸角柱型の小ぶりの石塔に馬頭観世音と刻されています。
西の山門手前には平成年間に建てられた馬頭観音塔もあります。馬頭観音塔(馬頭観音坐像塔)④
刻銘「平成三年十二月吉日(1991) / 芝辻利夫 / 父𠀋助により発願造立せしものをここに改修す」御尊容(坐像、三面八臂、隅丸角柱型、一馬像】
安養寺の所在地 35.66496603509235, 139.48091653565146