青森県弘前市黒土字山裾の薬師神社(訪問日:2022年9月28日)
通常、「久須志神社」と改めることの多い社号ですが、当社はそのまま「薬師神社」と号しています。
「藥師如来」扁額
社殿
「藥師神社 黒土町内 中野鶴市 奉納」と墨書された標板
境内の八大龍神池のそばに3基の石塔が納められた堂宇が建っています。いずれにも紫の賽銭袋が掛けられています。
向かって右から掲載します。
文字庚申塔①
刻銘「嘉永七甲寅年八月吉日(1854) / 施主黒土村講中代吉 / 庚申塔 / 種子〈ウーン〉」※梵字は賽銭袋により見えていないが、恐らく刻まれている。
自然石型、彫像(日天月天、瑞雲)
二十三夜塔
刻銘「嘉永七甲寅年八月吉日(1854) / 施主黒土村講中代吉 / 二十三夜 / 種子〈サク〉」
自然石型、彫像(日天月天、瑞雲)
文字庚申塔②
刻銘「安政二乙卯年八月晦日(1855) / 施主黒土村□〜□ / 庚申塔 / 種子〈ウーン〉」
自然石型、彫像(日天月天、瑞雲)
おまけ
境内にはもう一つ堂宇があります。こちらはコンクリートブロックで建てられています。
中にはほっかむりした地蔵菩薩塔が10基納められています。
一の鳥居脇の無銘石塔。なんらかの民間信仰塔だったものと思われます。
薬師神社の所在地



