石仏石神を求めて

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山形県の庚申塔 #8(酒田市二番町・薬師神社)

山形県酒田市二番町の薬師神社(訪問日:2024年9月27日)f:id:nagatorowo2:20241017190438j:image本間家旧本邸のすぐ近くに鎮座している神社です。神社ではありますが、御祭神(御本尊)は薬師如来です。f:id:nagatorowo2:20241017190422j:image改修中の社殿の右手前に覆屋を伴って2基の庚申塔が安置されています。
f:id:nagatorowo2:20241017190429j:image庚申塔の背後に何かあるな、と思い手を伸ばすと庚申信仰についての説明を付した解説板を見つけました。Googleマップの投稿写真を見る限り、かつては覆屋に吊ってあったもののようですが、いつのまにか地面に落ちてしまったようです。

解説板 尊號
青面金剛童子
御緑日
庚申
庚申は六十一日目に来る 一年に庚申が七回ある事があり、七庚申と言う
七回在る場合は塔婆を建て祭る
信仰對象
民間信仰の対象として能く動脈硬化(中風)を防ぐ神として信仰されている。
前立として鶏と三猿(見ざる、言わざる、聞かざる)を配す。
一般に開墾の守護神として祀られた。
発祥は中国で老子の三尸経に在る
昭和五十九年中秋
施主 高橋孝治

山形県で七庚申および庚申塔婆(庚申のツカ)についての解説を見るとは思いませんでした。遊佐町にも庚申塔婆を建てている場所もあるので、俄然山形の庚申信仰に興味が湧いてきました。

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f:id:nagatorowo2:20241017190433j:imageまた、庚申塔の背後には「奉請南無釋迦牟尼佛専祈家内安全身体堅持善□皆来悪疫退散・・」と墨書された板がありました。南無青面金剛童子ではない点が気になります。

本題に戻りまして、庚申塔を掲載します。向かって右のものから。
f:id:nagatorowo2:20241017190447j:image文字庚申塔
f:id:nagatorowo2:20241017190426j:image刻銘「文政十一子正月成就日(1828) / 結衆八人家内安全 / 庚申」

自然石型


f:id:nagatorowo2:20241017190443j:image文字庚申塔

刻銘「文政五年午十一月九日(1822) / 庚申」

自然石型

薬師神社の所在地